日々時間に追われがちな、共働き家庭。「子どもと、ゆっくり話ができていないなあ…」、子どもを園に送りだして仕事に向かうとき、ふと感じることはないでしょうか。また、親子だけでなく、夫婦間でも、ゆっくり話をする時間はなかなか取れないものです。

 インターネット写真販売サービス「スナップスナップ」(「保育園のわが子の写真、満足していますか?」参照)を展開するフォトクリエイトが、保育園/幼稚園/認定子ども園の年少組~小学校2年生の子供を持つ保護者5000人を対象として実施した「親子・夫婦・保護者と先生のコミュニケーション実態調査」から、共働きのパパ1323人、ママ1104人(計2427人)を抜き出して、親子や夫婦の会話の量を調べてみました。

 ちなみに、この調査は、フォトクリエイトが「写真を通じたコミュニケーション」をより深めるために2015年11月に開始した『親・子ども・先生 きずなプラス プロジェクト』の一環として実施したものです。

共働き夫婦の7割以上が「子どもと話をする時間が足りない」

 調査の結果、共働き夫婦の約76%が、「子どもと話をする時間が足りない」と感じています(常に足りていないと感じる」と「時々足りていないと感じる」の合計)。さらに、「子どもと園や学校での出来事・様子について話をする時間が足りない」と感じている共働き夫婦も約74%に上ります。

「お子さまと向き合って話をする時間」が足りていないと感じることはありますか
「お子さまと向き合って話をする時間」が足りていないと感じることはありますか

 同調査によると、共働き夫婦間の子どもに関する会話も足りていません。子どもについて、夫婦で話をする時間が足りないと感じている共働き夫婦は約67%、子どもの園や学校での出来事・様子について、夫婦で話をする時間が足りないと感じている共働き夫婦も約65%います。

もっと園や学校での子どもの様子を共有して欲しい

 さらに、多くの共働き夫婦は、保育園や学校とのコミュニケーションについても、もっと増やして欲しいと感じています。具体的には、約75%の共働きのパパママが、「園や学校での子どもの様子を共有する頻度を増やすこと」を望んでいます(「とても望む」「やや望む」の合計)。

 共働きのパパママが園や学校に共有して欲しい内容は、1位が「クラス全体の様子や友達との関係など」で82.9%、2位が「何かに失敗してしまったところ、思い通りにいかずに泣いていしまっているところなど」が75.6%、3位が「日常の様子」で73%でした。

園や学校でのお子さまの様子の共有について、園や学校に以下のようなことをどの程度望みますか
園や学校でのお子さまの様子の共有について、園や学校に以下のようなことをどの程度望みますか