ハワイのおおらかさに包まれ　母娘で成長

充実したハワイライフ

　娘は春休みや夏休みには、様々な学校の生徒が集まるキャンプ（カマアイナキッズという団体が運営）や、ホノルル動物園のプログラムにも参加。ハワイの様々な場所に出かけ、自然の中で、たくさんの経験もしました。

　忙しい親子の毎日でしたが、車で10分も走れば、きれいなビーチに到着。週末の午後はお金がかからないビーチで、のんびり過ごすことも多々ありました。日々の忙しさも、きれいな海や澄み切った空、虹を見るだけでリセットできるのが、ハワイ留学の特権です。

車で10分のカピオラニビーチ。平日は忙しかった親子の癒やしの時間。ハワイの誕生日会はビーチでも開かれ、娘も地元のお友達に何回か招待されました

いざ、日本へ帰国

　当初1年の予定だった親子留学でしたが、大家さんやすてきな学校に出会い3年近くに延長。その一方、3カ月に一度は会えていたといっても、パパとの別居生活も長くなり、家族としての形に不安も出てきました。またハワイ在学中の後半は、「レインボー学園」という土曜日だけの日本人学校にも通いましたが、漢字の遅れなど、逆に日本の勉強に対して焦りも出てきます。

　こうして、ハワイで3回目のお正月を過ごす直前の2014年12月末、帰国に至ります。

　義務教育の最初を、海外それもハワイで過ごした娘は、本当にフレンドリーなハッピーガールに変身。そのままのノリで日本の公立小学校に2年生の3学期から転入したので、少々お友達となじむのには時間がかかりました。

　ただ、人に合わせるのでなく自分の個性に自信を持って、マイペースに日本の学校に慣れていってほしいと見守りました。

帰国後の英語力は？

　英語は、日本に戻ってから帰国生専門の英語のレッスンに週に2時間通学。帰国して10カ月で英検にトライし、3級に合格しました。“受験英語風”に言えば、現在完了形や受け身など中3相当の英語が出題されましたが、娘は文法的なことは感覚的に分かっても、細かいことは怪しい感じ。ただ、リスニングが満点だったのは、ハワイ効果かなと思います。帰国英語のクラスメートのお友達は、同年齢で準2級や2級を受けているので、ゆくゆくはチャレンジしてみたいと思います。