共働き食卓を助けたい!という思いで、毎晩の夕飯作りの悩みを解消する「1週間の組み立て方」と「帰宅してすぐにおいしい料理が出来上がる技」をお伝えしてきたこの特集。最終回の今回は、頭に入れておくと何かと役立つTips集です。料理研究家の上田淳子先生に伺いました。

【共働き食卓を助けたい! 夕飯ラクラク大作戦】
(1) 週間まとめ買いに夕飯作りを乗り切る秘訣があった
(2) 火曜日のパパ担当デーはパパも子も喜ぶ魚メニュー
(3) 水曜日はマンネリ打破の秘伝・漬け肉メニュー
(4) 疲れがたまる木曜日は「奥の手」カードを切る
(5) まだまだある!週後半に頼りになる「奥の手」カード
(6) パパとママを助ける 夕飯作りの賢いTips集 ←今回はココ

Tips1: パパにも教えてあげたい!魚料理のグルーピング

 特集2回目の記事では、平日の1日以上を、パパが夕飯を作る「パパデー」に設定し、魚料理をパパに担当してもらうべくパパにも簡単で楽しくできるレシピを紹介しました。

 さて、もしパパがそのままどんどん魚使いの達人になり、魚料理のバリエーションをより広げたいと思うときがあれば、ぜひ覚えておきたいのが料理別・魚のグループ分けです。

 魚は、身の柔らかさ、匂いの強さ、骨の付き方、脂の乗り方などによって、向く調理法と向かない調理法があります。

 「一般的に焼き魚はどんな魚でもおいしく作ることができますが、煮魚は身が柔らかくないと、固くなってしまいます。また、脂分が多過ぎる魚はフライパン焼きだと脂っぽく、くどくなるし、匂いが強い魚もフライパン焼きでは匂いが強調されてしまいます」と上田先生。

 もちろん、照り焼きにしたりレモンやすだちなどのかんきつ類を搾ったりするなど、魚の臭みを和らげるテクはあるものの、ここではざっくりと、魚のカテゴリー分けを頭に入れておきましょう。これを知っておくだけで、「おいしく完成!」の数がぐっと増えること間違いないでしょう。 

 

焼き魚に向くのは?

さけ ぶり さわら さば あじ いわし

煮魚に向くのは?

ぶり たら さわら さば いわし

フライパン焼きに向くのは?

さけ たら さわら あじ いわし

※チリ産のさけは脂分が多いので、フライパン焼きは国内産のさけがベター

 

 次ページ以降も、Tips2からTips5まで、まだまだご紹介します!