渋滞中にも集中して見られる

 さて実際に移動中、タブレット端末で子どもと番組を見てみたのですが、高速道路を走っていて通信状況が万全とは言えない中でも、とても見やすい! 息子は未就学児ですが、「そうだ! おでかけするから」と思い、『できたできたできた』の「たのしいお出かけ」を見せたところ、理解しやすい内容なので、ジッと動画に見入っていました。

 その後の食事時に「ご飯のときは、歩き回っちゃいけないんだよね」などと、得意満面でさっそく得た知識を披露してくれました。

 また、混雑するレストランで待ち時間が長くなっても、子どもが興味を持ちそうなクリップを検索して見せられます。

 息子は電車好きなので延々と新幹線、電車にまつわる動画クリップを再生していましたが、ただ新幹線の映像を見せるのではなく、新幹線の歴史から技術まで勉強になることばかりで、このまま興味を深めてくれたら、理系脳になってくれるのでは!? などと淡い期待まで抱いてしまいました。

学校で見た番組を家庭で見ることで復習効果も

 また、小学3年生の甥は、まだ必修化ではないものの、外国語活動の時間があり、英語が授業に組み込まれてきてちょっと戸惑っていたそう。とはいえ、地方在住で簡単に英会話教室に通えないといい、かといってオンライン英会話というのも一人で勉強しづらいし…と困っていました。それに教材を購入して勉強するというのでは、共働き家庭では金銭的にも時間的にも負担が大きいもの。

 そこで学校で見た『えいごリアン』を家でも見ることにしたところ、何度でも繰り返して見られるので、復習効果も大きく、いつの間にか英語に対する親しみが持てたといいます。半年見た結果、今では高学年向けの番組、『プレキソ英語』も見るようになっているとのこと。単語や表現をしっかり覚えるのも大切ですが、まずは英語に親しみ、楽しめるようになることが大事だなと実感です。

『えいごリアン』は2000年度から2007年までNHK・Eテレで放送されていた、小学校3・4年生向けの「総合的な学習の時間」に対応した外国語活動番組。日本語や文字は最小限しか使っていないということで、英語を耳から繰り返し聞くことで、何となく分かる体験を積み重ねることを大切にしているそう
『えいごリアン』は2000年度から2007年までNHK・Eテレで放送されていた、小学校3・4年生向けの「総合的な学習の時間」に対応した外国語活動番組。日本語や文字は最小限しか使っていないということで、英語を耳から繰り返し聞くことで、何となく分かる体験を積み重ねることを大切にしているそう

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