共働きの生活には欠かせない家事代行やシッターサービス。日経DUALでは2016年2月に読者アンケートを行い、169人から回答を得た。その結果のリポートや家事代行・ベビーシッター業界に詳しい識者のインタビュー記事、独自の視点でのランキングをお送りしてきたが、今回は最近増えてきた家事代行やベビーシッターのマッチングサービスを提供する企業を紹介する。

■2020年6月15日追記:キッズラインに登録していたシッターによる、幼い子どもへの強制わいせつ容疑での逮捕が相次ぎました。こちらの記事をご確認ください

【家事代行&シッターランキング2016】

(1)家事代行&シッター 読者6割が活用、選ぶ基準は?
(2)シッター発注 派遣型とマッチング型の混同注意!
(3)家事代行1~10位!家事専門vs育児と併用
(4)ベビーシッター1~10位!教育力vs使い勝手 
(5)家事代行&シッター・マッチングサービスって? ←今回はココ
(6)専門家に聞く 家事代行とのトラブル回避術
(7)ニッチなニーズ向けの家事代行・シッター大注目

マッチング型って何?

 家事代行やベビーシッターというと、サービス提供会社に登録し、利用者側の要望や都合に合わせ、家事や子守のプロとしてトレーニングを受けたスタッフを派遣してもらう、というのが従来型だった。いわゆる“家政婦さん”といったイメージはこの従来型だろう。

 その一方、最近急激に広まっているのが、「マッチング型」と呼ばれる家事代行やベビーシッターの形態だ。これは、家事や子守を手伝ってほしいという利用者側と、手伝いたいというサービス提供者側の個人と個人を、サービス提供企業のサイト上などで結びつけるビジネスだ。

 利用者もサービス提供者も、サービス提供企業のサイトなどから登録し、サイト上に公開されているサービス提供者のスキルやレビューを見ながら、個人間で発注をする仕組み。基本的には、代金のやりとりを業者が仲介するので、その点が安心だ。

 従来型のような一定のスキルやサービスは期待できないかもしれないが、細かなニーズに合わせて人を選ぶことができたり、より安価にサービスを得られるために人気を集めている。

 「シッター発注 派遣型とマッチング型の混同注意!」で図版で説明しているので、そちらもご覧いただきたい。

<次ページからの内容>
・ 家事代行とシッターのマッチングサービスをご紹介
・ 利用する前に知っておくべき、マッチング型のメリット&デメリット