異業種コラボという新しい試み。パパ&ママ視点で考える

 「新しい試みの中で、協力企業の担当者ともいい関係が築けました。モノづくりの現場からアウトプットするという企業人としてのミッションはもちろん、本業とは全く違う『遊園地のアトラクション』を検討する中で、個人としての思いやアイデアも出てきて……これが非常に面白く参考になりました(曽原氏)」

 親目線で「こうだったらいいのに」という声やアイデアが多く寄せられ、実際にアトラクションに生かされているといいます。その一例が、BUNGU factoryにあるアトラクション「キャンパスチャレンジ」。コクヨ株式会社がパートナー企業を務める、ゲームをしながらノートの製造を体験できるアトラクションです。

 「キャンパスチャレンジには、子どもが夢中になって遊んでいる様子や決定的瞬間を撮影するカメラを7つの工程に設置しています。これはコクヨ株式会社の担当者が『記念撮影ではなく、子どもの一生懸命な姿や何かを成し遂げたときの一瞬の表情が撮れたらいいのに』とつぶやいたことがきっかけで生まれました(曽原氏)」

 また曽原氏は、職業柄、色々な遊園地やテーマパークにご自身のお子さんと訪れ、そのたびに「遊び楽しみながら子どもの感性を磨ければいいのに」という思いを抱いていたそう。

 「グッジョバ!!は、現在大学生と高校生に成長した子どもとの関わりの中で思い描いていた理想が現実になった遊園地。グッジョバ!!での経験が子どもの興味や関心を広げ、将来モノづくりの現場で働くきっかけになる……そんな機会を子ども達に提供できる施設になりたいと思います(曽原氏)」

左)BUNGU factoryのアトラクション「くるくるコンパス」は、ペダルを漕ぐことで上昇。他のアトラクションも体を動かすものが多い。幅広い年代が楽しめる ※1

右)アトラクション「キャンパスチャレンジ」には7つのミニゲームがあり、設置カメラで決定的瞬間を撮影
左)BUNGU factoryのアトラクション「くるくるコンパス」は、ペダルを漕ぐことで上昇。他のアトラクションも体を動かすものが多い。幅広い年代が楽しめる ※1 右)アトラクション「キャンパスチャレンジ」には7つのミニゲームがあり、設置カメラで決定的瞬間を撮影

 いかがですか?「グッジョバ!!」は子どもだけではなく大人も一緒に楽しめ、そこから会話が生まれる親子や三世代でのおでかけにぴったりの遊園地。また通常のアトラクションと違い、例えばBUNGU factoryのアトラクションは、ペダルを踏む、自分の手でロープを上る、頭で考えるなどが必要で、自らの動きによって結果が違ってきます。時間を経て再訪すれば、うまくできなかったことができるようになっている、ワークショップの作品のレベルが上がっているなど、子どもの成長を親子で感じる機会にもなりそうです。

 京王よみうりランド駅からは、眼下に街や遊園地を望むゴンドラ「スカイシャトル」が運行し、空中散歩を楽しみながらグッジョバ!!のエントランスへアクセスできます。気候のよい季節はもちろん、屋内施設も多く梅雨の時期のおでかけにもおすすめです。

<施設データ>
■よみうりランド「グッジョバ!!」(GOOD JOB ATTRACTIONS)
http://www.yomiuriland.com/sp/2015/gjba/