「頼みやすい、変更しやすい」で、ハードルも低く
今回、首都圏を中心に展開する家事代行サービス企業19社(アールメイド、アドバンスサービス、おそうじ革命、CaSy、カジタク、クラッシー、グリーンベル、シェヴ、スウィップ、住友不動産建物サービス、タカミサプライ、ダスキン、東都生協、ニチイ学館、長谷川興産、ベアーズ、ママMATE、ミッシェル・ホームサービス、ミニメイド・サービス/以上五十音順)に対してアンケートを実施。DUAL読者が実際に家事代行を頼む際に重視するであろうポイントを編集部で協議し、独自の指標でランキングした。今回は上位1~10位を発表する。
なお、利用料やサービス内容などが異なるため、「個人契約型(マッチング型)」はランキングの対象から除外し、「事業者契約型(スタッフ派遣型)」のみのランキングとした。(参考:「シッター発注 派遣型とマッチング型の混同注意!」)
ランキングにまとめるうえで軸にしたポイントは大きく3つに分類される。頼みたいときに手軽に依頼し、また対応してもらえるのかという「利便性」。利用しやすい「料金」。そして、家事代行はそのまま派遣されてくるスタッフのスキルの高さがサービスへの満足度につながるため、研修や採用方法などを含めて「質」とした。それに加え、今回はDUAL読者がさらに利用しやすいと感じるようなサービスを評価する「共働きへのアピールポイント」を点数項目として採用した。
各団体、企業からのアンケートへの回答に基づき、以下の10項目について評価し、点数化した。
今回の指標を作るに当たり、改めて「共働き家庭にとっての使いやすさ」とは何かを、読者アンケートから分析した。その結果、料金はもちろん大事であるが、「必要なときにこそ頼みやすく、それに対して確実にスタッフを派遣してくれる」ということが非常に重要であることが分かった。仕事中には1本の予約の電話さえ難しいこともある。そんなとき、メールやウェブからの予約や変更が簡単にできたり、定期の予定以外でも対応してくれたりすることは非常に助かるのだ。そのため4項目にわたって評価項目に加えている。
さらに、読者アンケートで利用者の不満が高かったのは、「サービスの質」だったことから、派遣されるスタッフの質の維持と向上への姿勢を4項目にわたって評価に入れることにした。
次ページから、日経DUAL編集部が選んだ「2016 家事代行サービス企業ランキング 1~5位」を発表する。