■体験談② Bさんの場合(長女小4、次女6歳1カ月)

 わが家は姉妹とも早生まれ。2人とも3歳になってすぐに近所の子ども園に入園したので、入園までに自宅でトイトレを完了させなければいけませんでした。

 長女は周りの空気を察知するタイプで何かと対応能力の高いタイプ。反対に次女はかなりのマイペースで、どちらかといえば不器用。性格も正反対ですがトイレトレーニングも対照的でした。

 長女は2歳9カ月くらいのときにスタートしました。「今日から布パンツにしようね」と、突然おむつから布パンツへ切り替え。最初の3日間は家中至る所で漏らしまくりでしたが、4日目から完璧にトイレでできるようになりました。「3日乗り越えたらあとはラク」という、まるで断乳のような短期決戦のトイトレでした。

年長でも毎日寝る前におむつが欠かせない次女

 次女のときもそんな感じでいくと思っていた私は、人生それほどうまくはいかないことを実感することになります。

 4月の入園を前に年末からトイトレを始めたものの、結局入園には間に合わず、年少組の夏くらいまで毎日園でおもらしをしていました。昼間のクラスで漏らし、時間外保育のクラスでも漏らし、ぬれたパンツとズボンの袋が毎日通園バッグに入っている状態でした。園のお友達は基本的に入園前に完了していて、毎日のように漏らすのはうちの子だけ。「毎日だだ漏れで、ホントにすみません!」と毎日先生に謝っていた気がします。

 昼間のおもらしがなくなったのは、年中組の秋ごろ。トイトレを始めてから1年半くらい経ったころです。長女のときと、あまりにもペースが違い過ぎたので悩んだ時期もありましたが、次女のときは子育てに余裕があったのか、「いつか取れるだろう」とゆったり構えていた気がします。

 ちなみに、次女はこの春から小学生で今6歳1カ月ですが、いまだに夜のおむつは欠かせません。週に2日くらい、おむつが少しぬれている状態までには減りましたが、5歳過ぎまで朝起きるとおむつが毎朝ずっしりの状態。「ビッグ」サイズではキャパオーバーなのか、ウエストの部分から毎日漏らすようになったので、「ビッグより大きいビッグ」サイズに変更しました。このサイズがマックスなので、これを超えたらどうしようというのが今の悩みです

 夕飯はどうしても19時30分~20時と遅めになりがちです。夕飯で取った水分を出さないまま寝ることもおねしょの原因になっている気がします。0時ごろに私が寝ようとベッドに行くと、すでに次女がたっぷりおもらしをしているということは少し前まで日常茶飯事でした。おもらしをしているのに爆睡し続ける次女を着替えさせ、ぬれてしまったシーツをはがし、洗濯機を回すという夜が何度もありました。そんな日は翌日の仕事に響くんですよね…。

 わが家のベッドのマットレスには無数のシミができていますが、完璧に夜のおねしょがなくなるまでは、まだまだ買い替えないつもりです。

【ポイント】
● きょうだいでもトイトレの進みがまったく違うことを念頭に置く
● 翌日に響くので、夜は無理せずサイズに合ったオムツを装着
● 夕飯から寝るまで時間を空けるとおねしょが減る