10人中6人が、ベビーシッター利用経験あり

 ベビーシッターサービス利用者は59.8%で、家事代行サービス利用者には及ばないが、10人中6人が利用していることが分かった。

DUAL読者が利用したことがあるのは「フローレンス」「ポピンズ」「マザーネット」「キッズライン」

 利用したことがある会社のサービスを複数回答可で答えてもらったところ、病児保育事業を手掛けるNPO法人の「フローレンス」が26.7%、ポピンズの「ナニーサービス」(18.8%)、「マザーネット」とベビーシッターマッチングサービスのカラーズ「キッズライン」(各10.9%)などが挙がった。子を預けるという意味で家事代行よりも利用ハードルが高いベビーシッター。各社とも代表者が社会的メッセージを発信するなど、親近感や安心感を獲得することに積極的だ。

 利用頻度は「月1回」(20.8%)と「週2日」(15.8%)が多く、ヘビーユーザーの利用頻度は家事代行を上回る。1回当たりの利用時間は「2時間以上~3時間未満」(23.8%)が最も多いが、家事代行よりは時間の長さにバラツキが見られる。利用曜日は「月曜日」(26.7%)、「水曜日」(22.8%)、「金曜日」(25.7%)が多く、土日は5%台にとどまっている。平日は週の最初、真ん中、週末に利用して仕事を片付け、土日は子どもと過ごす時間を大切にしたいと考えるユーザーが多いのではないかと考えられる。

 利用時間は「8時以降~9時より前」(23.8%)、「18時以降~19時より前」(13.9%)が多く、朝、病児保育を利用して会社を早退し、子どもを病院に連れていくという使い方や、保育園や学童へのお迎えを頼むといった使い方をしている人が多いのではないかと推測できる。