A. 自然に妊娠する可能性がほとんど無い状態を指します。

 「不妊症」とは、何らかの治療を施さなければ、それ以降、自然に妊娠する可能性がほとんど無い状態を指します。特に病気の無い健康な男女が妊娠を希望し、避妊をせず夫婦生活(セックス)を営むと一定期間内に多数が妊娠します。しかし、一定期間を過ぎても妊娠しない場合、その後、いくら夫婦生活をしても自然に妊娠する可能性は低くなるため、不妊症と診断することができます。

 世界保健機関(WHO)では、不妊症は、「12カ月以上の不妊期間を持つもの」と定義しています。

 日本産科婦人科学会では、2年以上妊娠しない場合に不妊症と診断し、検査と治療を開始したほうがよい、と提唱してきましたが、現在日本では「1年妊娠しない場合は不妊症」という考えが一般化してきています。米国の生殖医学会でも、不妊期間約12カ月を不妊症と提唱しています。