多様性のある治安もいい環境でのグローバル教育を求めて、2015年4月にシンガポールへ母子で移住した穐吉なな子さん(33歳)。前回の記事では、息子(6歳)の小学校入学というタイミングでの海外移住を重視したことについてや、ママ自身の転職について紹介しました。今回は、移住や子どもの小学校入学の準備時のポイント、実際にかかる生活コストなどについて話をうかがいます。

 シンガポールの学校は1月始まり。日本法人のシンガポール支社立ち上げという実務のため、穐吉さんは子どもが現地の小学校に入学する時期の9カ月前(2015年4月)からシンガポールでの生活を始めることになった。

 小学校入学までの期間は、子どもは現地の幼稚園に通わせることに決めた。シンガポールでは共働き家庭が多く、家庭では住み込みのメイドさんを雇うことが一般的だ。送迎をメイドさんに任せることで、働きながらでも幼稚園に通わせることが可能になるのだ。

事前に現地の住まい情報サイトで念入りにリサーチ

 移住準備の2大ポイントは「住居探し」と「幼稚園探し」だった。

 東京23区の面積ほどのコンパクトな国ゆえに、セントラル(中心街)まではどんなに遠くても電車で30分程度。穐吉さんの場合は、落ち着いた雰囲気を重視して、セントラルから電車で15分程度のエリアで住まいを探した。

 「準備で忙しかったこともあり、現地に行っての下見は1回のみ。ただし、下見に至るまでのリサーチでは、ネット、口コミ含めてしっかり情報を集めました

 役立ったのは『PropertyGuru』というシンガポールの住まい情報サイト。日本の『SUUMO』のような使い勝手で、内観・外観の写真、間取り、家賃など基本情報を集められる。

 「サイトで候補を絞った上なので、下見はあくまで決定のための“確認”。1日半の滞在時間の中でできるだけ多くの物件を見ておきたかったので、1時間刻みでスケジュールを組みました。でも、実際にはシンガポール流で、約束の1時間遅れで『ハロー』と呑気に登場されたり(笑)、なかなか予定通りには行きませんでしたが」

1月の入学当日の写真。緊張の面持ち
1月の入学当日の写真。緊張の面持ち

次ページから読める内容

  • 公立校に入れず、インターへ切り替えた
  • 生活費が全体的に高いシンガポール
  • 現地流に明るく笑ってみる
  • いじわるされた子が一番の仲良しに

続きは、日経xwoman登録会員の方がご覧いただけます

ログインはこちら
もっと見る