小学校に入り、一人で登下校をするようになっても、まだまだ幼い低学年。放課後学童に預けても、どんな子どもたちとどのように過ごすのか、保育園ほど見えてこない環境は親としては不安になるもの。

 そんなとき親との架け橋となってくれるのは、学童の先生。公設の学童では、指導員というスタッフが見ているが、担当者の資格はまちまち。その点、共働き家庭でその信頼度の高さに、今、人気急上昇な伸芽会の「伸芽’Sクラブ学童」では、指導をしっかり、そして楽しく教えてくれる先生とスタッフが、子どもと保護者を愛情たっぷりに包み込んでくれる。

 では、どんな先生が教えてくれるのだろう。伸芽’Sクラブ学童で子どもたちから“はだか先生”として親しまれている名物先生に、教育方針や授業の工夫について聞いてみた。

【プロフィール】
日高 登(ひだか のぼる)先生:伸芽’Sクラブ学童飯田橋校所属。国語、算数、理科を教え、この1年間は、1年生を担当してきた。あだなは“はだか先生”。授業ではいつもジョークが飛ぶが、楽しむことと集中することのメリハリある指導で、保護者からの信頼も厚い。

はだか先生と「1年生の壁」を乗り越えよう

――“はだか先生”と呼ばれているのは、なぜですか?

1年生を担当する日高 登先生。あだなは“はだか先生”
1年生を担当する日高 登先生。あだなは“はだか先生”

日高先生 伸芽’Sクラブ学童では、子どもたちとの距離を近づけ、信頼感を持ってもらうためにも、先生たち一人ひとりにあだ名があります。多くは、子どもたちがつけたもので、私は「ひだか」という名前から「はだか先生」とつけられました。親近感を持って子どもたちが呼んでくれるので、気に入ってます。

――先生は、今、1年生を担当されているそうですが、まだ学校生活に慣れない1年生は難しい面もあるのではないでしょうか?

日高先生 確かに1年生は、保育園や幼稚園から小学校に入学し、ガラッと環境が変わって戸惑っているので、一番難しい学年とは言えます。学校でも同じだと思いますが、最初は授業中ずっと席に座っていることさえ、きついですよね。

――そんな1年生を授業に集中できるようにするには、どんな秘訣があるのでしょうか?

日高先生 頭ごなしに「座りなさい」「聞きなさい」と言っても子どもは興味がわかないし、ますます勉強も授業も嫌になりますよね。子どもたちにとって楽しく、興味がわくということが重要!自主的にやりたい、学びたいと思わせなければ、何も身についていかないのです。そこで、4、5月はまずは子どもたちが環境に慣れることを重視しています。例えば、子どもたちがお互いにコミュニケーションを取れるようなゲーム性のある活動を多くしたり、授業の導入にまずは体を動かしてからスタートしたりします。

――体を動かすとはどういうことですか?

日高先生 例えば、みんなで手をつないで大きな1つの三角をつくろうと言ってみます。するとお互いに、誰がどう動けば角ができるのか、きれいな三角になるのかと相談し始めるんですよね。それから算数の授業に入ると、子どもたちは座学であっても楽しくて興味がわくんです。それに、伸芽’Sクラブ学童では、授業を進める先生以外にもサポートのスタッフが必ずいます。1点に集中させるために大声を出さなくても、スタッフがそっとその子に寄り添ってあげるだけで本人は気づくものなんですよ。時々は、子どもが集中するために歌を歌ったり、ギャグを言うことだって先生の腕の見せどころのひとつです。そうして楽しみながらでも、きちんと授業中ずっと座って集中できる力をつけさせてあげるのが、重要なのです。

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