こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの前野彩です。

 2月16日から確定申告がスタートしました。会社員の還付申告はもとより、自営業者の方も領収書とにらめっこする時期に入りましたね。

 DUAL読者の中にも「今年は医療費がかかったから確定申告しなきゃ!」という人はいるでしょう。でもその医療費控除、もしかしたら“思い込み”や“勘違い”でソンしているかもしれません。

 医療費控除とは、1月1日から12月31日までの1年間にかかった家族全員の医療費の合計額が原則10万円を超えた場合に確定申告をすると、所得税の還付や住民税の減額を受けることができる制度です。

 今回は、医療費控除の5つの誤解や思い込みについてお伝えします。次の考えに当てはまるものはありませんか?

□ 予防接種費用が高かったけど、医療費控除があって助かった!

□ 自費診療のインプラント代が医療費控除の対象ならよかったのに

□ 治療を受けたのは去年。でも、給付金が入ってくるのは今年だから、去年の分については医療費控除を受けれるはず!

□ 今年支払った医療費は10万円以下だから医療費控除は無理だわ

□ 医療費控除の金額が税金から差し引かれるのよね