夫婦って毎日離れて生活していても、心は一緒にいる

―― 最後のシーンも印象的でした。あのときママが最初に口にした言葉が意外で。安田さんは、あの一言にどういう気持ちを込められたのでしょうか?

安田 夫婦って毎日をそれぞれ離れて生活していても、心は一緒にいるんだと思うんです。でも、肉体は一人で頑張っている。そんなママがパパを慕う思いと、成長した息子に対して抱く思い。その両方の気持ちを込めました。そんな思いが皆さんに伝わればいいなと思って。

―― 映画の中での、お気に入りのシーンを教えてください。

石川 僕は、最初にアーロが卵から出てくるところがとても可愛らしくて、元気いっぱいでいいなと思いました。

安田 そうだね、大きな卵から出てきて、可愛かったよね。

 私はとにかく全編を通して景色が最高にきれいで、見とれてしまいました。映画館にいながら大旅行したみたいな感じで。あとはやっぱり、アーロとスポットが川のほとりで家族について話すシーン。「こんな小さい子ども達でもいろんな思いを抱えてるんだな」と感じて……。 二回観て、二回とも泣いちゃいました。そこは、今も思い出すだけで涙が出ちゃいます。

―― では最後に、読者へのメッセージをお願いします。

石川 僕はこの映画を通して、アーロとスポットのように、家族や友達を大切にすること、最後まで諦めないこと、何事にも挑戦すること。この3つの大切さを知りました。観てくれる人にもそれが伝わったらうれしいです。

安田 私は、この作品はぜひ、劇場で観ていただきたいなと心から思っています。映像がとってもきれいなので、大きなスクリーンでご覧いただきたくて。この映画の感動は、子ども達や親子のためだけでなく、毎日頑張っている大人にも必ず響くと思います。大人が映画館にふらっと入って観たら、きっと、とても心地よく眠れるのではないかなと。心が洗われたり、癒されて、映画を観た後は、とても充実した、満ち足りた気持ちになると思います。ぜひぜひ、劇場でご覧になってください。ご夫婦で夜に映画館でなんて、すてきだと思います。

アーロとスポットを抱いて、にっこり
アーロとスポットを抱いて、にっこり

スクリーン全体に美しいアニメーションが広がる
スクリーン全体に美しいアニメーションが広がる

『アーロと少年』
3月12日(土)全国ロードショー
ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
(C) 2016 Disney/Pixar.All Rights Reserved.
公式サイト:http://www.disney.co.jp/movie/arlo.html

“もしも隕石が地球に衝突せず恐竜が絶滅していなかったら? そこは恐竜だけが言葉を話す世界――”という地球を舞台に、弱虫でひとりぼっちの恐竜アーロが、家族と離れ離れになり、家族の元に帰るため大冒険を繰り広げる感動のアドベンチャー・ファンタジー。

(ライター/松田亜子、撮影/稲垣純也)