駅や商業施設には楽天市場の商品を受け取れる「楽天BOX」も

 駅構内を中心に設置を拡大しているのが、楽天市場で購入した品を受け取れる専用ロッカー「楽天BOX」。現在、駅構内や商業施設など全国25カ所に専用ロッカーが設置されている。

 「共働きで自宅を不在にしがちな人」「夜間に宅配業者が玄関先まで来るのが不安という一人暮らしの女性」、「住所などのプライバシーを守りたい」という人にもぴったりだ。

 最寄り駅の駅ビル内に楽天BOXがあり、気になっていた日経DUAL編集者が利用してみた。

 使い方は簡単。いつも通り「楽天市場」で買い物カゴに商品を入れ、支払い方法や配送先を編集する画面で「ロッカー受け取り」を選び、受け取りたい楽天BOXの所在地を選択するだけ。宅配業者がロッカーに商品を配送すると、登録してあるメールアドレスにロッカー番号、ロッカーを開けるためのパスワードが送られてくる。受け取れるのは配送された日を含む3日間だ。

 普段は自宅の宅配ボックスを大いに活用している編集者。しかしたまに「宅配ボックスがいっぱいのため、商品を入れられませんでした」と書かれた不在通知に悲しい思いをすることもある。確実に受け取りたいときは楽天BOXを利用するのも手だな、と感じた。

 楽天BOXに対応している楽天市場内の店舗の数は限られているが、日本最大級のインターネット通販サイトの専用受け取りボックスの需要は高そうだ。また、宅配業者にとっても1回で配達が完了でき、配送の効率化につながる。