「英語教室ランキング2016」では、いまどきの英語教室事情から、目標設定やゴール、求める英語力によって選ぶ英語教室が変わることが分かりました。そこで大手英語教室&話題のオンライン英会話、プリスクール&ホビングリッシュ35校以上を対象にし、アンケート調査を行い、その結果をもとに英語教室を4タイプに分類。未就学児から始められる英語教室・スクールの中身を、各教室の皆様にご協力いただいたアンケート結果からご紹介します。

 第2回目となる今回は大手英語教室1~5位を発表します。資格試験の合格にも熱心で「子どもの未来の仕事」にまで役立つ英語力を目指す親向けともいえる教室はどこなのでしょうか?

【英語教室ランキング2016】
(1) 英語教室ランキング 大手教室やオンラインの選び方
(2) 大手英語教室1~5位!「流暢な英語で仕事」目指す ←今回はココ
(3) 大手英語教室6~11位! 就職に有利な英語力習得
(4) オンライン英会話1~5位! 時短・低価格で質は?
(5) 共働きでも通える、プリスクール&ホビングリッシュ

 全国に教室を展開する11の大手英語教室(アミティー、イーオンキッズ、イーコラボ、ECC外語学院、ECCジュニア、COCO塾ジュニア、シェーン英会話、NOVAジュニア、ベルリッツ・キッズ、ヤマハ英語教室、ラボ・パーティ/以上五十音順)にアンケートにご協力いただき、「流暢な英語で仕事ができるレベル」を視野に入れたうえでの、共働き家庭が通いやすく目的を達成しやすい教室を1~11位まで独自にランキングした。

 なお、ランキングの上位教室を選ぶことで必ず「外資系レベル」の英語力が身に付くということではなく、教材やカリキュラム、費用、通いやすさなどを教室選びの指標として数値化したことをお断りさせていただきたい。子どもが継続するうえでの取り組みなど、教室の特徴や考え方を知る項目については記述式になっているため、後半に一覧でまとめた。教育方針や取り組みには、点数だけでは見えてこない個性が伝わってくる。

 評価のポイントは下記の通り。

<英語教室ランキング 評価のポイント>

 (1)英語教育に必要と言われる早期受け入れの有無。対象年齢の幅広さ
 (2)共働き家庭が通いやすい土日の日中や平日夜のレッスン数
 (3)全国に展開する教室数(教室数が多ければ通いやすくなる家庭が増えると判断)
 (4)価格帯
 (5)講師の数(教室当たりの講師の数)(※1)、質(採用基準、テストや研修の有無)、ネーティブ率(スクール全体でのネーティブ率)(※2)
 (6)Listening、Speaking、Reading、Writingのインプット+アウトプットに必要なカリキュラムの種類と充実度
 (7)Listening、Speaking、Reading、Writingのインプット+アウトプットに必要な教材の充実度
 (8)自宅学習の補助の充実
 (9)レベルに適したクラス分けの有無
 (10)きめ細かなレッスンが受けられるかどうか(レッスンの人数)
 (11)十分な授業数かどうか
 (12)TOEIC、英検への取り組みの有無
 (13)子どもが継続するうえでの工夫。達成感が得られる仕組み
 (14)防犯対策
 (15)通いやすさ。教室数、教室の最寄り駅からの距離
 (16)英語を身に付けるうえでの教育方針(外資系や将来の就職を見据えたスキルアップとして総合的に加点)
 (17)共働き向けの取り組みの有無

※1 講師の数が多いことで講師の変更の可能性を判断
※2 「習い事どうしてる? 読者431人の声、大公開」アンケートでネーティブ率を求める声が高かったことを考慮

【DUALオリジナルランキングの指標・配点内容詳細】

回答に基づき以下の23項目に配点。100点満点でランキング化した。カッコ内は各項目の最高点を示す。

 (1)低年齢から受け入れているかどうか(6点)
 (2)土日(午前、午後、夕方)、平日夕方にレッスンが多くあるかどうか(6点)
 (3)教室数の多さ(1000カ所以上で6点)
 (4)入学金、年会費、月謝12カ月分、毎月必ずかかる諸経費(システム費など)、教材費を合計して12カ月で割った、1カ月の最低料金(1万円未満なら5点)
 (5)講師数÷教室数が4人以上いるか(5点)
 (6)ネーティブ率(6割以上で6点)
 (7)講師の質を維持するための、採用基準・採用試験・研修があるか(6点)
 (8)教材がListening、Speaking、Reading、Writingの4技能を満たすかどうか(低学年からあれば6点)
 (9)カリキュラムがListening、Speaking、Reading、Writingの4技能を満たし、かつ工夫があるか(6点)
 (10)教材の有無を含め、自宅学習の補助があるか(2点)
 (11)1回当たりのレッスンの生徒数(3人以内は3点)
 (12)1回40分以上×週1回以上のレッスンがあるか(3点)
 (13)TOEIC対策はあるか、もしくは結果が出ているか(オプションコースを含めて最高5点)
 (14)英検対策はあるか、もしくは結果が出ているか(オプションコースを含めて最高5点)
 (15)クラス分けが英語スキルのレベル分けになっているか(4点)
 (16)クラス分けテストはあるか(2点)
 (17)スピーチコンテスト等、子どもが継続するための達成感が得られる仕組みが考えられているかどうか。親が成果を感じる仕組みがあるか(6点)
 (18)保護者がレッスン内容を確認したり成果を確認したりできる仕組みはあるか(2点)
 (19)防犯対策はあるか(3点)
 (20)英語スキルの習得に対して方針が細かくあるか(4点)
 (21)他教室との違いが明示できているか(4点)
 (22)共働きに適した制度や仕組みなどはあるか(3点)
 (23)教室の最寄り駅からの徒歩分数が5分以内かどうか(2点)
 (注/各教室の回答や採点結果は記事中に掲載しているもののみ公開し、それ以外の内容については非公開とします。またレッスン数や講師数はモデル校から算出するケースもあります。価格帯は最低料金で算出しています)