【事件を読む!】MS買収のマインクラフトを使ったIT教育が子どもに大人気
今回取り上げる記事の二本目はこちら。
最近、小学生の間でMinecraft(マインクラフト)の名前を聞くことが増えた。Minecraftをご存じだろうか。Minecraftとは、2014年9月にMicrosoftが25億ドルで運営企業であるモージャンごと買収した箱庭系ゲームだ。通常のゲームは、ストーリーに沿ってミッションをクリアしていくなど、決められたことを上手にこなすことが求められる。一方、Minecraftは自分で考えて好きなものを作っていくことができるゲームなのだ。
最初はブロックを積み上げて単純な建物を作るだけだが、自分たちの作品が複雑な動きをするためにはどうすればいいのかを考えていくことで、次第に高度なプログラミングに興味を持つようになる。Minecraftはゲームではあるが、プログラミングの導入となる創造性・想像力を刺激するゲームとして注目を集めているのだ。
既に、公立小学校でありながら、多摩市立愛和小学校のようにiPadやMinecraftを学習に活用している学校も現れ始めている。
子どもはゲームやタブレットなどを好む。楽しいものとして認識されているため、学習にゲームやタブレットを取り入れると、子どもは喜んで学習する。ゲームを目の敵にするのではなく、子どものゲーム好きを教育的に活かす方法もあるのではないか。学習を楽しくする方法の一つとしてぜひ参考にしたい。
(文/高橋暁子)