【事件を読む!】MS買収のマインクラフトを使ったIT教育が子どもに大人気

 今回取り上げる記事の二本目はこちら。


日本経済新聞 子どもたち夢中 IT教育を一変させるゲームの力
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO77114750W4A910C1000000/

◇記事のポイント◇

○子ども向けプログラミングスクールTENTOと東海大学チャレンジセンター情報通信研究プロジェクトが、小学生を対象にマインクラフトというゲームを使ったIT教育イベントを行った
○マインクラフトは建物などを作る、創造的なことができるゲーム
○マインクラフトを活用することで次第に高度なプログラミング教育に興味を持ったり、想像力を刺激することができる

 最近、小学生の間でMinecraft(マインクラフト)の名前を聞くことが増えた。Minecraftをご存じだろうか。Minecraftとは、2014年9月にMicrosoftが25億ドルで運営企業であるモージャンごと買収した箱庭系ゲームだ。通常のゲームは、ストーリーに沿ってミッションをクリアしていくなど、決められたことを上手にこなすことが求められる。一方、Minecraftは自分で考えて好きなものを作っていくことができるゲームなのだ。

 最初はブロックを積み上げて単純な建物を作るだけだが、自分たちの作品が複雑な動きをするためにはどうすればいいのかを考えていくことで、次第に高度なプログラミングに興味を持つようになる。Minecraftはゲームではあるが、プログラミングの導入となる創造性・想像力を刺激するゲームとして注目を集めているのだ。


東洋経済ONLINE IT教育に懸ける、小さな公立小学校の挑戦
http://toyokeizai.net/articles/-/101956

 既に、公立小学校でありながら、多摩市立愛和小学校のようにiPadやMinecraftを学習に活用している学校も現れ始めている。

 子どもはゲームやタブレットなどを好む。楽しいものとして認識されているため、学習にゲームやタブレットを取り入れると、子どもは喜んで学習する。ゲームを目の敵にするのではなく、子どものゲーム好きを教育的に活かす方法もあるのではないか。学習を楽しくする方法の一つとしてぜひ参考にしたい。

(文/高橋暁子)