キャリアアップややりがいを求めたいけれど、家族との時間も大切にしたい――。パパになってからの転職には、独身のときよりももっと、様々な理由が関わってきます。DUALでは転職を考えているパパや、そんなパパに期待したり不安になったりしているママに向けて、パパの転職に関する特集を展開します。

 杉山秀樹さんは30代前半。「ステップアップのチャンス」と「第一子の誕生」というタイミングが偶然にも重なりました。子どもが産まれる1カ月前に新しい会社に入社。転職後は、「家事・育児」と「マネジャー職」を両立しています。

 杉山さんの決断への経緯、妻とどんな話し合いをしたのかをお聞きしました。

【両立パパの転職術 特集】
第1回 パパの転職 面接や妻の説得…成功・失敗の分かれ道
第2回 転職希望パパ ヘッドハンターの指名リストに載るには
第3回 転職ベテランのパパ 会社選びの譲れない3条件
第4回 息子誕生の1カ月前に転職 エスクリ管理職のパパ ←今回はココ
第5回 自然豊かな岡山にIターン転職したMBAパパ

杉山秀樹さん(33歳) 大手IT企業を1年弱で退職し、ネットベンチャーに転職。9年にわたり、営業、マーケティング、広報、IR、経営企画、採用、人材育成などの経験を積む。2015年1月、ブライダル事業を幅広く手掛ける株式会社エスクリに転職。入社1カ月後に第一子が誕生した。妻は前の会社の同僚(正社員)であり、近々育児休暇から復職予定。

「そろそろ次のステージへ」。転職を意識し始めたころ、チャンスが

 元上司との再会。それがひとつのきっかけになりました。元上司が現在役員を務める株式会社エスクリで、HR(ヒューマンリレーション)部門を立ち上げるから人材を探しているという話を聞いたのです。

 杉山さんは250名規模のネットベンチャーで、営業、マーケティング、広報、IR、経営企画、採用、研修などを経験してきました。

 エスクリはブライダル事業で急成長を遂げた企業で、当時の社員数は600~700名(※現在は800名強)、アルバイトも含めると2000人規模という組織。採用や労務管理の体制は既に整っていますが、経営陣は「人財こそが長期的成功をもたらす最も大切な経営資源」と捉え、人材をより戦略的に活用したいと考えていました。そうした「HR戦略」を担える人材を求めていたのです。

 HR戦略においては、人材育成はもちろん、優秀な人材を集めるための広報も必要な要素。杉山さんにとって、これまで身に付けた研修、広報、採用、経営企画などのノウハウ・スキルをより規模の大きな組織で生かし、キャリアをさらに発展させるチャンスでした。

 次ページでは杉山さんの「転職にかかった時間とお金」「面接の攻略法」「転職して捨てたもの、得たもの」などを紹介します!

次ページから読める内容

  • 出産を控えた妻と「キャリアと家族の将来像」を擦り合わせ
  • 「家族との時間を大切にしたい」。経営陣に意思を伝えた
  • 19時に退社。家事、育児を積極的に担う

続きは、日経xwoman有料会員の方がご覧いただけます

ログインはこちら
もっと見る