昨年12月9日に国営昭和記念公園バーベキューガーデンで開催された「第2回パパ力アカデミー はじめてのアウトドア体験」。参加したのは、三井不動産レジデンシャルのマンション「パークホームズ立川」の購入者です。このイベントの最大の目的は、マンション入居予定者同士の交流を深めることですが、災害時に知っておきたいアウトドア知識を学ぶことも、大きなテーマでした。

 さて、アウトドアには不慣れながら、専用の道具を使って火をおこしたパパ達。今回はいよいよ料理編に突入です。

アウトドアの定番「ダッチオーブン」でチキンの丸焼きを作る

 アウトドア経験は少ないながら、用意されたキャンプ用品で無事に火をおこしたパパたち。続いてはいよいよ、メインとなるチキンの丸焼きに取りかかります。時刻もお昼どきとなり、お腹も空いてきた頃。おいしい昼食を食べるため、皆さん、真剣です。

チキンにオリーブ油を塗り込み、塩で味付けをしていく。普段はあまり料理をしないというパパも丸ごとの鶏肉に興味津々
チキンにオリーブ油を塗り込み、塩で味付けをしていく。普段はあまり料理をしないというパパも丸ごとの鶏肉に興味津々

 それぞれのチームのテーブルに運ばれてきたのは、たっぷりの野菜と丸ごとの鶏肉。大人の顔ぐらいある丸ごとの鶏肉に、大人も子どもも大興奮です。この鶏肉の中に野菜と香草を詰め、ダッチオーブンで蒸し焼きにしていきます。

 ダッチオーブンとは分厚い金属製の鍋のことで、アウトドア料理に使う定番の料理器具。チキンの丸焼きや、スズキやタラなどの魚を1匹、貝とともにまるごと煮込むアクアパッツァなど、豪快な料理が作れるダッチオーブンはまさにパパにぴったりです。

 鶏肉の表面にオリーブ油を塗り込んで、「ヌルヌルしてる!」と子どもと一緒にはしゃぐパパ達。普段の料理はママが中心というパパ達も、腕の見せ所とばかりに率先して動いていました。ママ達ほどお喋りが得意ではないパパ達は、同じ目的をもって作業することで親交を深めているようです。

 ダッチオーブンの作業が一段落した頃、テントの中央で歓声があがりました。スタッフによる巨大パエリアです。直径1メートル近くある、60人前を一度に調理できる、絵本に出てくるようなフライパンに鶏肉、米を入れて炒めていきます。ジュージューと音を立てる巨大フライパン。司会を務めるホリプロ保育園えんちょーの安田さんが「シャッターチャンスですよ!」と声をかけると、皆さんすかさずカメラをパチリ。「なんだなんだ」と、周りでバーベキューをしていた人たちも集まりだしました。

 最後は参加者みんなでトマト、パプリカ、エビなどの鮮やかな具材をトッピング。具だくさんの贅沢で豪快なパエリアも完成しました。

炭火台を4つ連結して60人前のパエリアを作る。皆で具材を盛りつけ、色鮮やかなパエリアが完成した
炭火台を4つ連結して60人前のパエリアを作る。皆で具材を盛りつけ、色鮮やかなパエリアが完成した