子どもと行く海外旅行は、日本ではできない貴重な経験をするチャンスです。さらにそれが子どもが英語に関心を持つきっかけになれば……。子どもが生まれてから毎年、親子で英国滞在旅行を楽しんでいるフリーライターの松島まり乃さんは、英語スクールに通い始めた5歳の子どものために「英語に触れる2週間の英国旅行」を計画しました。さて、どんな旅行になったのでしょう。

イギリスの田園地帯コッツウォルズのThree Ways House Hotelで、オーナーのジルさんに話しかけられた5歳の娘。「Would you like me to show you the garden later?」「Garden? Yes, yes!」
イギリスの田園地帯コッツウォルズのThree Ways House Hotelで、オーナーのジルさんに話しかけられた5歳の娘。「Would you like me to show you the garden later?」「Garden? Yes, yes!」

 海外旅行は、家族の絆が深まるだけでなく、子どもが「生きた外国語を実践」できる絶好のチャンスでもある。娘が11カ月のときから毎年、イギリスでプチ・バカンスを過ごしているわが家では、子どもが5歳になり、本格的に英語スクールに通い始めたこともあって、昨夏は訪れたロンドン、ケンブリッジ、コッツウォルズでできるだけ“英語に触れる”ことを意識してみた。限られた時間でも様々な形で“英語体験”が可能だと実感できた2週間。各場面をまとめてみた。

まず飛行機内で「通じる」うれしさを体験

 英語体験旅行はエアライン選びから。搭乗した瞬間から現地の空気を感じ、英語の口慣らしもできるとあって、今回の旅ではブリティッシュ・エアウェイズ(BA)を選択した。

 飲み物のサービスが始まり、家で何度か練習していた通りに娘が「Apple juice, please.」と言うと、英国人の男性CAさんが笑顔で親指を立ててくれた。小さなことだが、この「通じた!」という実感は効果大。その後も物おじせず機内食のオーダーや機内後方に赴いてのおやつのリクエストに挑戦し、英語空間に旅する心の準備がすんなりできていたようだ。

ブリティッシュ・エアウェイズ(http://www.britishairways.com/japan)の気さくなスタッフに迎えられ搭乗。機内エンタテインメントは子ども向けの映画やテレビ番組、ゲームが充実し、帰りの(現地発)便では搭乗時にアクティビティ・ブックなどが入ったキッズ・パックのプレゼントもあった。英国人CAの他、日本人CAも4名搭乗しているので何かと安心感があった
ブリティッシュ・エアウェイズ(http://www.britishairways.com/japan)の気さくなスタッフに迎えられ搭乗。機内エンタテインメントは子ども向けの映画やテレビ番組、ゲームが充実し、帰りの(現地発)便では搭乗時にアクティビティ・ブックなどが入ったキッズ・パックのプレゼントもあった。英国人CAの他、日本人CAも4名搭乗しているので何かと安心感があった