収入は会社員時代とほぼ変わらない

<ここが気になる! 小倉さんに一問一答>

Q) 開業資金、運営コストは?

A) 自宅を新築する際、ヨガ教室を開くことを前提に設計したので、改装費用はゼロです。マットやブランケットなどの備品をそろえたくらいなので、開業費用は数十万程度でしょうか。運営コストは、消耗品・備品の買い替えや、ポイントがたまったときのプレゼント代など、年に100万円前後です。

Q) 収入は?

A) 会社員時代の月収とほぼ変わりません。ただ、働く時間は会社員時代より短くなっています。(※ 50~60分のレッスンを1日2~4レッスン・週5~6日、ブログ更新、予約・問い合わせ対応など)

Q) 夫の仕事、サポートは?

A) 夫は公務員として市内に勤務しています。土曜日はレッスンのニーズがあるため開講していますが、その間は夫が子どもを外に連れ出して遊んでくれています。

Q) 自宅で「レッスン空間」を作るに当たって工夫したことは?

A)  リビングをレッスンスペースにしています。窓を大きくすることで、風通しが良く、緑を眺められるようにしました。同伴のお子さんに危険がないよう段差を無くしたり、より自然を身近に感じながらレッスンできるよう、屋外にデッキを設置したりしました。「生活感」を感じさせないように、家電・家具の配置にも気を配りました。

<小倉さんが考える「地方での起業」>

●「地方」で起業するメリット

私の場合、鹿児島にヨガのスタジオ・教室が多くなく、まだまだこれから成長していく産業だったということが一番良かったのだと思います。

●「地方」で起業するデメリット

地理的な知識がなく、友人・知人もいない場所では、集客の予想が全くつきません。私がそうだったように、「賭け」の感覚でスタートしなければならないこともあるでしょう。

●「地方」で起業するに当たっての注意点

お客様となる方々は、その地域で生まれ育ち、地元を愛しています。お話をするとき、ブログで発信するとき、決してその土地の方々に失礼に当たる言葉を発しないよう、注意が必要です。そもそも失礼になるような発想が出てこないように、その地域の良いところを探しながら楽しく暮らすことが大切だと思います。

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おうちスタイル ヨガソレイユ http://ouchistyleyogasoleil.wix.com/yogasoleil

(取材・文/青木典子)