夫婦で働きながら子育てをしているDUAL世帯において、父親が果たすべき役割について考える「“PaPa力”アカデミー」。その一環として、「第2回パパ力アカデミー はじめてのアウトドア体験」が、昨年12月9日に国営昭和記念公園バーベキューガーデンで開催されました。参加者は、三井不動産レジデンシャルのマンション「パークホームズ立川」の購入者です。

 今回の“PaPa力”アカデミーはアウトドアをただ楽しむだけではなく、実は、災害時にパパが知っておきたいアウトドア知識も盛り込まれていました。さて、アウトドアや交流に興味をもったパパたちが集まり、どんなイベントになったのでしょうか?

アウトドア体験は災害時にも役に立つ

 11時半、「ホリプロ保育園」えんちょーの安田美香さんの挨拶とともにイベントがスタートしました。

ホリプロ保育園えんちょーの安田美香さん
ホリプロ保育園えんちょーの安田美香さん

 「今回の“PaPa力”アカデミーではアウトドア体験を楽しみながら、同じマンションに住む“未来のご近所さん”と交流を深めていただければと思います。実は、アウトドア体験は楽しいだけではありません。なんと!アウトドア体験は災害時にも役に立つんです」(安田さん)。

 実際、アウトドア体験は災害時に、どのように役立つのでしょうか。今回のイベントで先生役を務めていただいたアウトドアメーカー、スノーピークの永松悠佑さん(スノーピーク昭島アウトドアヴィレッジ店長)は、「2011年に起きた東日本大震災の日は、銀座の直営店で働いていて、僕やお店のスタッフが帰れない状況になってしまったんですが、その日の夜は、売り場にあったテントや寝袋に助けられました」と言います。

アウトドアと災害の関係について話してくれたスノーピーク昭島アウトドアヴィレッジ店長の永松悠佑さん
アウトドアと災害の関係について話してくれたスノーピーク昭島アウトドアヴィレッジ店長の永松悠佑さん

 地震の翌日は臨時休業し、その翌日に営業再開。アウトドア経験のあまりない方が不安そうな表情でたくさん来店されたそうです。「皆さんが買って行かれたのが、ランタンやヘッドライトなどの灯りになるもの。計画停電も噂されてましたからね。家を出て避難するかもしれないということで寝袋を買われる方も多かったです。ランタンや寝袋は、この先どうなるかわからない不安がつきまとう災害時、持っているだけで気持ちも安心しますし、パパがこうした道具を使えると家族も心強いと思います」(永松さん)。