椅子に座っていられない、給食を時間内に食べられない、立ったまま靴を履き替えられない…。小学校生活に必要な当たり前のことができない子ども達が増えてきているといいます。子どもが小学校生活をスムーズに始めるために、親はどんなことに気を付けてあげるといいのでしょうか? 

 笹田哲さんの著書『入学前からはじめよう 発達が気になる子の「できる」を増やすからだ遊び』から、一部内容をご紹介します。最終回の今回は、新1年生にとってまず基本となる「板書」など、授業中の所作に注目します。きちんと書けるようになるためのからだ遊びも公開します。

 <インタビュー記事はこちら>
 ■正しく鉛筆を持てる子は2割 入学前に教えたいこと
 ■「できない」がいじめを誘発も 小学校で必要な動作

黒板を見つつ、縦書きマス目の中に時間内にきれいに文字を書く

 1年生の授業は、正しい姿勢や鉛筆の持ち方などを学ぶ、鉛筆で書くことの練習からはじまります。次にひらがなの文字を学習します。

 縦書きのノートに1文字ずつ、「とめ」「はね」「はらい」などに気をつけて、書き順を学びます。鉛筆の持ち方によって、「とめ」「はね」「はらい」ができにくいことがあるので気をつけましょう。

 書き間違ったときには、消しゴムを使用しますが、消し方が不十分だと、黒ずみや消し残しが目立って、ノートが汚くなります。すると、書く意欲が薄れて、書くことが嫌になります。

 消しゴムで消すには、反対の手でノートやプリントをしっかり押さえる必要があります。鉛筆を持つ手と押さえる手、左右の手は、別の動きをしつつ協調性が求められます。

次ページから読める内容

  • こんな様子があれば「できる」を増やす遊びをやろう
  • 「国語」の「できる」を増やす遊び
  • 斜めマスの活用

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