共働きファミリーが当たり前のフランス・パリ。女性だって結婚しても子どもを持っても、変わらず仕事を続けます。そんなパリのデュアラーのライフスタイルについて、現地在住20年のアーティストでジャーナリスト、永末アコさんが3回に分けてお伝えします。3回目のテーマは週末の過ごし方について。友人とのパーティーでは、お買い物や料理を担当するのはパパの役割。長いバカンスは、子ども達はおじいちゃん・おばあちゃんの家に行ったり、友人家族と出かけたりするなど、思いっきり満喫するのだそうです。

週末はどちらかの実家で長いランチタイム

 フランスのファミリーは、しばしば日曜日にどちらかの実家へ行き、マミーやパピー(おばあちゃん、おじいちゃん)と共に、長いランチタイムを過ごします。どのように長いかというと、夏であれば庭やテラスで、冬であれば暖炉の前で、ナッツやソーセージ、ミニパイなどをつまみながらのアペリティフから始まり、美しくデコレーションされたテーブルに移り、何本かのワインと共に前菜、主菜、チーズを順に食べます。

 そして少し間を置いて(子ども達はこの時初めて席を立つことが許されます。彼らは「デザートになったら呼んでね!」と念を押して、おもちゃの元へ)そして手作りの甘いデザートを平らげて、消化を促すといわれるエクスプレッソを飲みながら、最近話題のショコラティエのチョコレートなどをつまみ、そして今度は“本当に消化のため“に、近所の公園や森、河岸などへ散歩に繰り出します。お散歩から帰ってきたら、熱いお茶で、一休み。子ども達には早くもおやつが配られます。わが家に帰るともう夕暮れ、ディナーは…もうノン・メルシーです。

 「また今週末も…面倒だわ…」と最初のころ、日本人の私は思いました。けれどこうもしばしば会っていると、いつしか互いの両親も自分達も自然体でいられる関係となり、その絆も子ども達を含めぐっと深まるもの。すると実のところ、長期でも子ども達の面倒を見てもらえる=バカンス時に預かってもらえる、と言うメリットも大いにあるのです。

 例えば子どもの夏休みは2カ月間あっても、大人の夏休みは学校の先生ではない限り、2、3週間ほど。なのでママンとパパが仕事をしている間、子ども達のお世話をおばあちゃん、おじいちゃんにお願いする家庭は少なくありません。夏休みにおじいちゃん・おばあちゃんの家でいとこが大集合するのを楽しみにする子ども達もたくさん。もう母も父も年だし大変そう…と心配な場合、懐に余裕があればベビーシッターも共に送ります。わが家に至ってはおばあちゃんに子どもをお願いして、夫婦だけで一週間ほど国外を旅することもあります。   

休日はパパと遊ぶ。だからパパっ子の子どもがとても多いです
休日はパパと遊ぶ。だからパパっ子の子どもがとても多いです

次ページから読める内容

  • ママ友・パパ友が子どもをバカンスに連れていってくれることも
  • パーティーでは旦那さんが料理担当

続きは日経DUAL登録会員(無料)
もしくは有料会員の方がご利用いただけます。

日経DUAL会員とは?
登録会員(無料)になると以下のサービスを利用できます。
  • 登録会員限定記事
    子育て、キャリア、夫婦の連携、家計管理など、共働き家庭のニーズに応える登録会員限定記事をお読みいただけます。
  • 日経DUALメール
    日経DUALの最新記事やイベント開催情報などをお知らせするメールマガジン「日経DUALメール」をご購読いただけます。
  • 子どもの年齢別メール
    子どもの年齢別メール(未就学児、低学年、高学年)を配信します。子どもの年齢に合った新着記事やおすすめ記事をお届けします。
  • MY DUAL
    サイトトップページの「MY DUAL」の欄に、子どもの年齢に合った新着記事が表示され、最新の子育て・教育情報が格段に読みやすくなります。
  • 日経DUALフォーラム
    オンライン会議室「日経DUALフォーラム」にコメントを書き込めます。日経DUALの記事や子育て世代に関心の高いテーマについて、読者同士や編集部と意見交換できます。
  • 記事クリップ、連載フォロー
    お気に入りの記事をクリップしたり、連載をフォローしたりできます。日経DUALがさらに使いやすくなります。