高学年の子の親にとって最も大事なのは「子どもの長所探し」

―― 高学年向けのセミナーはいかがですか?

小川 高学年のお子さんをお持ちの親御さんにとって最も大事なのは、「お子さんの長所をどれだけ見つけられるか」ということに尽きます。長所は十人十色。そして、その長所ごとに伸ばし方のコツもあるのです。長所の見極め方と伸ばし方のコツの事例をできるだけたくさんお話したいと思います。

 例えば、「勉強を始めたとたんに鼻歌を歌い出すお子さん」っているんですよ。

―― います、います。まさしく私の小4の娘がそうです。「静かにしてくれる?」と、向かい合わせで仕事をしている私が怒ってしまうくらいです。

小川 そこで怒ってしまってはいけないんです。そこにはその子の強力な長所が潜んでいるんですよ。

―― えっ? そうなんですか?

小川 はい。子どもにはそれぞれに、磨けば光る原石のようなものがあります。その見つけ方や、磨き方をセミナー当日に詳しくお話しますね。

 さらに、プロ講師ならではの勉強の考え方・教え方のコツも伝授させていただきます。勉強全般に使えるものもあれば、科目に特化したものもあります。

 例えば、国語の記述問題の添削にはノウハウがあります。また、算数でつまずいているお子さんは「教えられ方に失敗している」場合が多いので、そこをどうすれば修正できるかを説明します。理科や社会は6年生からでも巻き返せる科目です。その巻き返し方をお教えします。

テストのお悩みや、併願校の選び方までカバー

―― うちの子はどうしてもテストでケアレスミスをしてしまうんです……。

小川 テストの悩みにお答えするパートもご用意しています。ケアレスミスのクセの直し方、テスト直前の対策の仕方、テスト後に15分でテスト直しをする方法……。数々の“プロわざ”にご期待ください。

―― 先生方は細部にわたる情報をたくさんお持ちですよね。

小川 大手受験塾のテストの成績表の見方などは、親御さん達があまりご存じない、でもとても大切なポイントだったりします。また、最終的な併願校の選び方もカバーします。とても大事なことなのに、ぎりぎりまで第一志望校のための勉強に集中したい気持ちが大きく、結局、受験直前になって誤った併願校選びをしてしまうケースは少なくありません。知名度はそれほどないけれど良い学校や、特徴があるために一度も学校を訪れずに受験してしまうのは怖い学校など、知っておいたほうがいい併願校リストについてもご説明したいと思います。