公文式ドリルの正しい選び方・与え方を知っている親はほぼいない
―― 2月20日のセミナーは低学年(小学1~3年)と高学年(小学4~6年)の、2回に分けて開催されます。その狙いを教えてください。
小川 お子様の学年によって、お伝えしたいことは大きく異なるのです。それぞれ2時間のセミナーですが、数多くのポイントを優先順位の高いものからお伝えしたいと思います。今回の記事で、そのエッセンスを少しだけお話します。
まず、低学年向けのセミナーについてです。高学年に上がってからの成績の伸びを支えるために、低学年での学習がどれほど大切なものかを説明します。また、低学年のうちに、どんな学習をすればいいか、具体的に詳しくお教えします。
例えば、お子さんが小学1年生のうちから、公文式ドリルなどをやらせているご家庭は少なくありません。でも、公文式などのドリルの正しい選び方・与え方をご存じの親御さんはほとんどいらっしゃらない。素晴らしい教材でも選び方や与え方次第では、「百害あって一利なし」という状態にすらなりかねません。セミナーではその辺りの実情についてもお話させていただきます。
また、「学習の習慣作り」も大事なテーマです。基本ツールをご用意し、各ご家庭ですぐにでも実践できる使い方もご説明します。
最も大事なのは、「自分で勝手に勉強して賢くなる子ども」にいかにして育てるか――。実はお父さん、お母さんにはそれぞれの“思考スタイル”があります。2月20日のセミナーでは分析ツールを使って親御さんにご自身の思考スタイルをご理解いただき、お子さんと自分を切り離して考えて、どのように接していったらいいかをお話します。
低学年のお子さんを持つ親御さんの中には、まだ、そもそもお子さんに中学受験をさせるか否かを決めかねているという方もいらっしゃるでしょう。そんな親御さんの本音もじっくりお聞かせいただきながら、進めていきたいと思います。