1月開始の「ジュニアNISA」で投資を学ぼう

 今年から、未成年の子どものための「ジュニアNISA」が始まります。

 お年玉という「資金」がある今は、ジュニアNISAを利用して、子どもと一緒に投資信託や株式について触れるいいチャンスかもしれません

 例えば、今までにもらったお年玉や出産祝い、入学祝いなど、子ども名義でためているお金を使って、子どもが大好きな東京ディズニーランド(オリエンタルランド)の株式を買ってみるというのはいかがでしょう。株式投資は「その会社を応援すること」であり、株主優待は「会社を応援したお礼にもらえるプレゼント」と説明し、会社が頑張ったら応援した自分達も幸せになれるということを伝えるのです。それなら、株主優待で届く1デーパスポートの価値が広がると思いませんか?

 子どもがイメージしやすい例として、オリエンタルランドを挙げましたが、オリエンタルランドの株主になるためには最低でも約71万円かかります。高額と思う場合は、マクドナルド約21万円、モスバーガー約31万円、吉野家ホールディングズ約14万円、タカラトミー約7万円、ラウンドワン約6万円、シダックス約5万円など、少ない金額で投資できる株もあります(株価はいずれも2016年1月22日現在)。

 普段使っているお店の優待から、投資する銘柄を子どもと一緒に探してみてはいかがでしょうか。また、個別銘柄に投資をするだけでなく、ジュニアNISAを使ってプロが運用する投資信託を積み立てる方法もあります。

 せっかく今年からスタートしたジュニアNISA。単なる非課税制度と捉えず、お金の教育にも使ってみてくださいね。

18歳まで引き出せないので長期の運用を

 ジュニアNISAってそもそも何だっけ?という方は、以下のQ&Aを参考にしてください。

Q.ジュニアNISAって?

 ジュニアNISAとは、0~19歳の子どもが利用できる投資口座です。ジュニアNISAの口座で投資信託や株式に投資をすると、買った株式がどんなに値上がりしても、どれだけたくさんの配当金や分配金を受け取っても、一切税金がかからない(非課税)のでおトクです。

 なお、利益が出ても非課税になる期間には期限があり、投資を始めた年を1年目として、最大5年後の12月末までに得た利益が対象です。

 ジュニアNISAやNISAは期間限定の制度のため、2023年12月末までが投資期間になります。

Q.投資で利益が出たらいつでも売れるの?

 売れます。ただし、利益が非課税となるジュニアNISAを利用すると、そのお金は、原則として18歳になるまで引き出すことができません(18歳とは、一般的には高校3年生の12月末をいいます)。18歳未満でお金を引き出す場合は、投資したお金をすべて解約しなければならず、過去の利益に対して20.315%の税金がかかります。

 ジュニアNISAは、短期的な投資利益を期待したり、すぐに使ったりするようなお金の口座には向きません。子どもが将来大学に入るころを想定して、投資金額を決めるようにしましょう。

Q.いくら投資してもいいの?

 1人1年間80万円までです。最大5年間の投資ができますから、ジュニアNISAを最高額まで毎年活用すると、80万円×5年間分として、最高400万円の累計投資ができます。

 1年の上限80万円は、一度に投資することもでき、小分けにして積み立てながら累計80万円まで投資することもできます。ただし、今年の投資金額が少なかったから来年に回したり、その反対に、来年の分も今年投資をしたりするというようなことはできません。

Q.投資だからソンすることもありますよね?

 その通りです。株式も投資信託も値段が変動します。非課税期間が終わる5年後に投資した商品が値下がった場合、損は損として終了します(一般口座であれば、他の利益との通算や譲渡損失の繰り越し控除などが使えますが、ジュニアNISAでは使えません)。