多くの方は、親になって初めて、子どもが熱を出したり嘔吐したりするのを間近で見るのではないでしょうか。何度か経験していくと「このくらいなら大丈夫なんだな」とつかめるようになってきますが、最初は判断が難しいものです。
 まずは、「救急に行くべきケース」を知りましょう。それによって、自宅で様子を見ても大丈夫なケースがおのずと分かってきます。「知ろう小児医療 守ろう子ども達の会」代表の阿真京子さんが、そんなときに役立つツールを紹介します。

 普段から、子育てに関する医療情報満載のサイトで子どもの病気や対処法を身に付けておくと、いざというとき役立ちます。

■シルミルマモル

子どもを病気やけがから守りたいパパ・ママのための子育て情報動画サイト
http://shirumirumamoru.info/symptom/

 「知ろう小児医療 守ろう子ども達の会」が制作協力したサイトです。すべての動画に、小児科医による監修が入っています。お子さんが寝ているときや、通勤途中でも見てもらえるよう、「音声なし」にこだわって制作しました。ひと通りチェックしておくと安心ですね。妊娠前・妊娠中に知っておきたい病気の情報も含まれていますので、これからお子さんを考えている方にもオススメしたいサイトです。

■大阪市消防局 アニメで学ぶ 予防救急

応急手当の方法については、以下のサイトが詳しいです。ひと通り、アニメで学んでおきましょう。
http://www.119aed.jp/okyu.html

■知ろう小児医療 守ろう子ども達の会

毎月、小児科医や看護師から原稿をいただいて、子どもの病気についてのメルマガを無料で配信。
http://www.shirouiryo.com/

 毎月、「いま」親が知りたい情報を集めるよう工夫していますので、季節ごとに求められる情報が詰まっていると好評をいただいています。

 子どもが成長していくように、親である私達も、少しずつ知識を身に付けて、親として成長していけたらいいですよね。次ページでは、ためらわず救急車を呼ぶべき症状をご紹介します。