ルールを決めずに自由にスマートフォン・携帯電話等を利用することで、小学生においても様々な問題が起きている。SNS依存、睡眠不足、学力低下など、問題は多岐にわたる。そこで、全国的に改めて「ルール」の効果が見直されている。新聞に掲載された記事から、子どもを守るために必要なルールについて見ていこう。

【事件を読む!】「SNS東京ルール」が策定

 今回取り上げる記事の一本目はこちら。


朝日新聞 東京)SNSのルール独自に作る方針 都が教育施策大綱
http://www.asahi.com/articles/ASHCS56LSHCSUTIL046.html

◇記事のポイント◇
 ○都知事は2017年度までの学校教育の基本方針「都教育施策大綱」を策定、公表した
 ○学習の弊害やいじめの温床になるSNSについて、独自の「SNS東京ルール」を策定
 ○他に世界で活躍できる人材の育成、2020年東京五輪・パラリンピック教育の推進、不登校・中途退学対策など7項目がある

「SNS東京ルール」(http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2015/11/20pbq200.htm)は以下の通り。

1 一日の利用時間と終了時刻を決めて使おう
2 自宅でスマホを使わない日をつくろう
3 必ずフィルタリングを付けて利用しよう
4 自分や他者の個人情報を載せないようにしよう
5 送信前には、相手の気持ちを考えて読み返そう

 つまりルールでは、スマホの利用時間を抑えること、夜間の利用を控えることを提案。利用上でトラブルになりやすい個人情報の掲載やコミュニケーション上のトラブル、違法有害サイトへのアクセスなどを防ごうというものとなっている。

 SNS東京ルールを決めた背景には、様々な問題があるようだ。平成26年度「インターネット・携帯電話利用に関する実態調査報告書(東京都教育委員会)」によると、小学生のスマートフォン・携帯電話の利用率はかなり高くなっている。小学3年生でも、約8割が自分のスマートフォン、家族のスマートフォン、携帯電話いずれかの端末が利用できる状況にあるのだ。小学4年生では95%くらいが、小学5、6年では一人最低一台以上利用できる状態だ。

※画像は東京都「SNS東京ルール」のサイトから引用

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