中学受験　塾の面談で先生にすべき、いい質問とは？

親自身が追い詰められないようにすること

西村則康先生

　そして、セミナーの締めくくりとして、西村先生は、参加者にこんなメッセージを伝えました。

　「中学受験で親がやるべきことは、子どもが気持ちよく勉強できるようにすることです。とはいえ、それはなかなか難しいことです。私自身、二人の娘に勉強を教えましたが、厳しい言葉をかけ、よくケンカもしました。親だからこそ冷静にはなれないのです。それを認めた上で、『こういうときはどうしたらいいんだろう？』『親だって分からないよね』と夫婦で話ができるといいですね。もし、冷静さを失いそうになったら、中学受験に詳しい第三者の力を借りてもいいと思います」

　「そして、親御さん自身が追い詰められないようにすることです。親御さん自身にストレスがあったら、それは子どもにも伝わります。だから、自分自身をねぎらうことを忘れないでください」

　「中学受験はうまくいくと、家族が一つにまとまります。ですから、決してつらいものではないのです。ただし、やり方を間違えてしまうと、つらいものになってしまいます。でも、たとえつまずいても『あれ？　もしかしてやり方が間違っているかもしれない』とその都度立ち止まって、修正していけばいいのです。そして、繰り返し言いますが、何よりもお子さんの力を信じてあげることが大事なのです」

　次回は、2月20日（土）に予定されている、『中学受験　基本のキ！』クローズド・ライブ・セミナーの予告編をお送りします。