妊娠中でも転職活動に挑み、これから一緒に成長したいというベンチャー企業に唯一の広報やマーケティング担当として転職を果たした菅谷さと子さん。「パワーママプロジェクト」という働くママを応援する活動にも携わる活動的なママ。一人目出産後も、残業も海外出張もバリバリこなしていたというバリキャリママの2016年。第二子出産から復帰まで年内に予定しているというが、どんな抱負を持っているのだろうか?
これまでなかったような電動車椅子を国内外に広げたい
今、第二子妊娠中で、今年の4月に出産を予定しています。3月から産休に入り、産後8月あたりから週に数日ぐらいのペースで少しずつ仕事を再開し、10月にはフルで復帰するつもりなので、今年は産休、出産、復帰ととても盛りだくさんな一年になりそうです。
仕事への復帰時期は会社の決まりではありません。ベンチャー企業であるうえに、私は転職したばかりで社内でも産休一号なので、制度もこれから。自分で調べたり、上司と相談したりしながら、産休から仕事復帰までのスケジュールを組みました。
実は、今の会社に転職したのは、昨年12月。もちろん妊娠が分かっていました。それでも転職に踏み切ったのは、これまでになかったようなデザインと機能を兼ね備えた電動車椅子をこれから国内外に広げていく、という現在の会社に将来性を感じたからです。
元同僚が「とても楽しい会社だから、一度遊びに来てごらんよ」と言われて、ちょっと見に行ったのが数カ月前。創業者の人柄やその熱意と、これから伸びていく事業に積極的に関われるというベンチャーならではの魅力に引かれました。広報とマーケティングを兼務しますが、私がこれまでやってきたどの業務も生かしていけそうだと感じました。
しかし、既に妊婦。入社してもすぐ産休です。お互いリスクもある中での転職は、不安もありました。
次のページでは、そんな菅谷さんの「両立を支える法則」を紹介します!