親子の片づけ悩みを解決する特集の最後は、ほうっておくとあふれがちな家中のモノをいかに減らし、手放していくかというテーマ。
バブル以降、大量消費が当たり前の時代に育ったDUAL世代の子育ては“モノがあふれる子育て”とも表現できる。昔と比べて家庭内にある生活用品の種類は増加し、子どものオモチャの数も「自分が子どもだった時よりも増えている」と感じる人は多いはず。意識的に量をコントロールしないとストレスの元になってしまう。
第2回でも紹介したとおり、快適な生活のためにモノを管理するキーワードの一つになっているのが、「適正量」。「使う分だけ持つ」という意識が重要だが、それを実践するにはテクニックが必要だ。
例えば、家族でよく使う引き出しの中がいつのまにかゴチャゴチャに……となってしまったとき。適正量をキープするためのテクニックとして、一般社団法人日本収納検定協会代表の小島弘章さんが提唱するのが「出す→分ける→しまう」という3ステップだ。「引き出し1段分」を例にとって、順に方法を追ってみよう。