夫婦二人で生活していたときは何とかなっていたのに、子どもができた途端、「家が片づかない!」という壁にぶち当たり、どうしていいか分からないという人は少なくありません。「子どもに何度『片づけなさい』と言っても、家が片づきません」と途方に暮れているママ&パパの声も聞こえてきます。今年こそ、「片づけなさい!」と言わないで済む1年にしたい――。そんなあなたに役立つヒントを、「子どもの発達」「片づけノウハウ」「住まいづくり」という各専門家に聞いてみました。乳幼児への対応を解説した第3回に続き、今回は小学生が無理なく片づけられるようになる秘訣です。

【片付け上手になる部屋づくり特集】
第1回 子どもにとって「片づけなさい!」は無茶ぶりだった
第2回 親子で知っておきたい2つの片づけキーワード
第3回 子どもが楽々片づけられる仕掛け【乳幼児編】
第4回 子どもが楽々片づけられる仕掛け【小学校入学〜編】
第5回 減らす&捨てる モノをあふれさせない親子の習慣

 教科書、体操服、プリント類……乳幼児期と比較して、格段に持ち物の管理が増える「小学校入学」というステージ。片づけにおいても“小1の壁”を感じている読者は少なくないだろう。

 象徴的なのは「ランドセル問題」だ。

 「せっかく自室を与えたのに、帰宅後はランドセルも上着も玄関に置きっぱなし。自分の部屋に置きなさいって何度言っても聞かないんです……」とため息まじりの親の声。

 しかし、この行動を観察すれば“片づけ”のヒントが見えてくると収育士の伊藤寛子さんはいう。

 「なぜランドセルと上着を玄関に置くのか。それは、そこが最も置きやすい場所だからです。上着を脱ぐにはランドセルを外す必要がありますから、帰宅してすぐにそうしたくなる気持ちもわかりますよね。であれば、子どもの気持ちに寄り添った方法を考えてあげるのが正解です。同じ悩みを持っていた娘夫婦には、見た目も悪くないシンプルなボックスを用意して『ランドセル、上着、その他登校グッズ何でも入れ』にすることを提案しました。置き場所は、玄関~リビングまでの“子どもの動線上”。わざわざではなく、ついでに置ける位置に収納場所を確保してあげることで、子どもは無理なく片づけられるんですよ」(伊藤さん)

 子どもの困った行動にこそヒントあり、というわけだ。

 小学校入学を機に子どもに自室を与える家庭も多く、「自室の片づけ」も大きなテーマになる。

 積水ハウス総合住宅研究所ライフスタイル研究開発グループリーダーの河崎由美子さんは、子どもの片づけ力を上げるコツとして「子どもに積極的に部屋を飾らせること」をすすめる。

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  • 子どものやる気を引き出す方法とは?

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