2015年末、本連載から書籍化した『中学受験基本のキ!』をお買い上げいただいた方を対象に、著者の西村則康先生と小川大介先生のお二人による中学受験セミナー(無料)を開催しました。昼の部と夜の部の2回セミナーを開催。昼の部にはママ、夜の部には仕事帰りのパパを中心とした数多くの参加者が集まりました。本連載では、このセミナーの内容を第1~3部のテーマごとに3回に渡ってご紹介します。第1部のテーマは「中学受験をすると、どんな毎日になるの?」です。

中学受験をしたママ&パパは注意! 「親世代の受験経験は参考にならない」

小川大介先生
小川大介先生

 セミナーで、開口一番、小川先生はこう話します。

 「今の時代、中学受験といえば、新4年生に当たる小3の2月から受験勉強をスタートするのが一般的です。DUAL読者の中には、子どものときに中学受験を経験されたお父さん・お母さんもいらっしゃると思いますが、みなさんの時代の中学受験と今の中学受験は状況が大きく変わっています」

 「昔は5年生や6年生から塾に通っても難関校に受かる子がいました。でも、今の中学受験は質も量も変わり、中学受験で要求される勉強量をクリアするためには、丸3年間受験勉強をする必要があります。みなさんの時代の受験経験は参考にならないというのが実情です」

 「厳しい状況下で受験勉強に向かう子ども達を元気にする意外なクスリがあります。それは“親の子ども時代の失敗談”。中学受験の過程では、どんな子どもでも、一度は挫折を経験します。そんなとき『実はパパも子どものとき、この科目が苦手だったんだよなぁ~』と親が自分の挫折を語ってあげると、『へぇ~、パパもそうだったんだ』と、お子さんも安心します。逆に『こんな問題も解けないのか? お父さんは子どものときにすごく得意だったよ』と成功談ばかり語る親は、子どもをダメにします」

 「もし成功談を語るのであれば、塾や家族など、周りの人に支えられていたことを教えてあげてください。くれぐれも、自分だけの力で合格したとは語らないことです」

 では、中学受験を「する」と決めた場合、あなたのお子さんはどんな毎日を過ごすことになるのでしょうか? 次のページで詳しく見ていきましょう。

☆【お知らせ】☆ 2/20(土)『中学受験 基本のキ!』クローズド・ライブ・セミナーを東京・大手町で開催します!

こちらのセミナーは数多くの参加者にご来場いただき、無事、終了致しました。DUALでのリポート記事をお楽しみに!

 

 本連載「共働き中学受験 基本のキ」でおなじみの西村則康先生と小川大介先生が、2月20日(土)東京・大手町の会場で中学受験セミナーを開催します。新小学1~3年生、4~6年生に分け、ピンポイントで「今知っておくべきこと」を公開します。連載でも書籍『中学受験 基本のキ!』でも、本記事で紹介している昨年11月のセミナーでもまだ語られていない、「このセミナーでしか聞けない」貴重な情報に加えて、お得な“オリジナルのお土産”もご用意しております! ぜひご参加ください。

●セミナーの詳細はこちらです。⇒ http://www.nikkei4946.com/2016/dual/

●セミナーにご参加いただいた方には、特典の1つとして下記の書籍をプレゼントします。

 2015年11月に発売した書籍『中学受験 基本のキ!』(日経BP社)は、おかげさまでAmazon「教育学・一般」で1位を獲得し、この1月には3刷りが決定しました。本書では「中学受験に興味はあるけれど、まだ何も分からない」という小学1年生から、受験直前の6年生までのお子さんと親御さん向けの情報が満載です。

「受験初心者から本番直前の6年生まで」 DUALの本
『中学受験 基本のキ!』 発売!
著者/西村則康・小川大介
価格/1620円(税込み)

【第1章】 わが子に中学受験をさせるか否か?
【第2章】 中学受験のパートナー 塾との付き合い方
【第3章】 受験生 普段の勉強と、長期休みの戦略的な活用方法
【第4章】 男女御三家と早慶付属校の最新問題傾向
【第5章】 2015年度 中学受験ニュース
【巻末付録】 必見!プロがすすめる併願パターン

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