仕事は効率化! 残業レス、急な早退は「そういう人だ」とアピール

 多くの共働き家庭のママは、子どもが生まれると働き方が激変し、「いつも残業できる夫がうらやましい」と嘆くケースも少なからず見聞きします。でも今回のアンケートによると、6割程度のパパが残業時間を減らしたり、回数を減らすなど、働き方を変えていることが分かります。「残業・休日出勤を基本的になし」にしたパパや「お迎えがあるので毎日の残業時間を18時までと決めた」パパや「早く行き早く帰るようにした」パパも少なくないでしょう。

 「残業をせずに済む働き方をしている」「毎日夕方に退社し、一通り家事育児をこなしてから、家で残業している」というケースも。一方で「そもそも残業をしていない」という回答も意外と多く見受けられました。

 「子どもの発熱など緊急で早く帰らなければならなくなった時に、帰りやすい雰囲気が職場にありますか」という質問に対しては、74.3%が「ある」と回答。ただ、単に理解してもらえる職場であるというだけでなく、努力の積み重ねの結果でもあるようです。「子どもの用事などで職場を早退したり、休暇を取ったりするために、日ごろから工夫していることはありますか」という質問への回答から、多くの人が「日ごろの仕事効率化」と「職場での仕事・家庭状況の情報共有」に努めていることが分かりました。

 「休みやすいように日ごろから子どもがいることをアピール」「日中に人の2倍働く気持ちでいること。周りを常に自分からサポートすること。家庭の話題を職場で話すこと」「日常の雑談の中で子どもの存在をさりげなくアピール。早退や休暇を取れるよう、通常時により多くの仕事をこなしておくようにしている」「日頃から早退する人の仕事をカバーするようにしている」「事前の根回し」「基本的に仕事を翌日に持ち越さない。普段は子どもを言い訳に使わない。職場に敵を作らない」など周囲の理解を求めながら効率よく仕事をし、周りをサポートしていくことで、緊急時の対応をスムーズにしているパパが多く見受けられました。また「自分の予定を共有カレンダーに入れる」など、共有カレンダーや共有フォルダを駆使しているのも特徴的でした。

 「“私はそういう人なんだよー”とアピール。休暇などは積極的に取るようにしている」というように、きっぱり宣言することも大切なようです。