DUAL読者328人を対象にした自分時間アンケートでは「仕事をする時間以外で、定期的に自分のための時間を持てている」と回答した人が約7割を占め、さらに子どもが0歳で自分時間を持つことができている人は56.8%、1歳では62.1%いることが分かりました(第1回の記事を参照)。
 意外にも思えるほど多くの人が持つことができている自分時間ですが、実は自分時間を手に入れるためには涙ぐましい努力や工夫をしていることも、アンケートから見えてきました。特集最終回の今回は、読者アンケートにお寄せいただいた声の中から、自分時間の具体的な過ごし方や楽しみ方、読者が実践している工夫やマイルールを紹介します。さらに、自分時間の長さで一番回答数が多かった「1時間以上~2時間未満」の中でどんなことができるのか、おすすめの過ごし方を記事の最後に掲載しますので、ぜひ参考にしてみてください。

【自分時間の作り方&楽しみ方特集】
第1回 自分時間がある人は約7割 夫の協力が不可欠!
第2回 生活費が折半なら、子育ても折半 保育園ママ達の工夫
第3回 小学生ママ達が自分時間を作り出した生活習慣
第4回 自分時間の実現で夫を味方に付けた体験者ノウハウ
第5回 夫の協力がない人はどうしてる? 読者の自分時間 ←今回はココ

夫に気持ち良く協力してもらうための努力

 第1回の記事でご紹介した通り、自分時間を持つことができている理由の第1位は「夫が協力的だから」。では、キーパーソンである夫に協力してもらうために、皆さん、どのような努力をしているのか、読者の声を紹介します。

●「(自分時間の)日程を早めに夫に伝える」(36歳女性、介護・福祉、子どもは小学5年生)
●「夫への調整は、夫婦で共有しているグーグルカレンダーで確認をしてから、相談します」(36歳女性、情報処理・SI・ソフトウェア、子どもは年少・小学2年生)
●「保育園や学校の負担のない時期、夫の仕事の繁忙期を避け、きっちり計画を立てて夫と交渉。問題がなければ行かせてもらえる」(39歳女性、医療、子どもは2歳・小学2年生)

 多く見られたのが、早めに計画し、夫と交渉するという回答。夫婦で常に予定を共有できるようにしておいたり、夫の仕事の繁忙期を把握しておいたりすると、事前に夫の状況が分かってよりお願いもスムーズにいきそうです。

 そして、いざ自分時間に出かける際も、夫への負担を減らす努力を怠りません。

●「子どもの食事、着替えなど必要なものの置き場に名前を書いて分かりやすいようにしている」(33歳女性、情報処理・SI・ソフトウェア、子どもは1歳)
●「お昼ごはんが終わってから出かける、もしくは食事、おやつの準備は必ずしていく」(42歳女性、放送・広告・出版・マスコミ、子どもは1歳)
●「夫は好きに出かける人ですが、それに対して文句などは言いません。その代わり、休日に子どもを主人の実家に連れて行ってもらって自分の時間を作ります。また、子どもを寝かせる直前まで支度した後、または寝かしつけた後に出かけるなど、なるべく夫に負担を掛けない工夫をしています」(40歳女性、その他製造、子どもは年長・小学3年生)
●「夫にほぼ一日任せたときは、帰宅時に夫に何かしらのおみやげを買っていく。私が子どもを終日見ていても同じことは起きないけど。苦笑」(34歳女性、建設、子どもは2歳・年少)
●「連絡がつくようにする。早く帰ってといわれたらなるべく早く帰る。次回も行ってもいいよと言われるように気を使う」(41歳女性、通信サービス、子どもは1歳、小学2年生)

 次も気持ち良く子どもを預かってもらうために、涙ぐましい努力があるのですね。さらには、ここまでしている人もいました。

●「子どもと夫が楽しめる何らかのコンテンツが見つかれば、過ごし方もセットで提案」(45歳女性、不動産、子どもは小学1年生)
●「夫が見てくれているときに困らないよう無理のない程度に日ごろから育児を一緒にやる」(33歳女性、卸売・小売業・商業、子どもは0歳)

 子どもと楽しい時間が過ごせれば、夫も嫌な顔をしなくなるかもしれませんね。