今のうちにハメを外したほうが将来まともになる?

 さて、お小遣い事情からも垣間見えるように、アメリカの子ども達にはあまり自由がないようですが、「そんなふうに管理された子ども時代を送って、将来親離れするときはどうなるんだ? 」と余計な心配をしてしまいます。しかし、アメリカ版親離れは、ある日突然やってきます。そのキーワードは「車の免許」。

 アメリカでは州にもよりますが、15〜16歳で車の運転免許が所得できます。そうなると高校にも自分で運転して通学したり、放課後はアルバイトに通ったりと、行動の幅がいきなり広がるのです。そう、行く場所にもお金にも、急に自由ができてしまうのです。そして親としても、寂しいと感じると同時に、子育てが楽になってちょっとホッとしたり、なのです。


License Bureau というのは、自動車免許の試験および発行をしてくれるお役所。商店街みたいなところに、突然あるのでちょっと場違いな気も

 クローニン真木の長女も、今まさにこの分岐点。最近、娘のことを日本人の友人に話すと、「ハメを外すんじゃないかって心配にならない? 」と聞かれますが、答えに悩みます。もう、「ハメを外しても、もう個人責任です」と答えるしか……。ちなみに、同じ質問をされたアメリカ人のお母さんの答えは明快でした。

「今のうちに外したほうが、将来まともになるから、ネバーマインドよっ!」

 なるほど。

 何はともあれアメリカ人の親離れは、車の免許を取ったと同時に起こると言っても過言ではありません。子育てにも、車社会の影響があるって、なんだか不思議な気分ですね。


筆記試験用のマニュアル。先日仮免をとった長女も勉強しておりました