2015年11月にAppleから発売されたiPad Proは、これまでのiPadと比べるとかなり巨大なサイズ。このiPadをDUAL読者が使うとしたら、どういう使い方が考えられるのでしょうか。発売直後にiPad Proを購入した、連載「DUAL応援アプリ」などでおなじみの井上真花さんにお願いして、井上さんの長男の妻で5歳と0歳の母である五十嵐さん、長女で妊娠4ヵ月の浜田さんというママ&プレママに、iPad Proの“DUAL”的使い道について考えてもらいました。

――まず基本的なところから教えていただきたいのですが、iPad ProってこれまでのiPadと何が違うのでしょうか?

井上 はい。iPad Proとは、2015年11月にAppleから発売された新型のiPadのことです。本体サイズは12.9インチと、これまでのiPadよりかなり大きいのが最大の特徴です(iPad Air2は9.7インチ)。それと、iPad Pro専用として発売されたApple Pencilも注目されています。これを使うと、まるで紙にペンで書くみたいに、タブレットで文字や絵が描けるんですよ。

――なるほど。ちょっと見せてください……わっ、本当に大きい! 持ってみると……やっぱり重くありませんか?(iPad ProのWi-Fiモデルは713g、iPad Air 2のWi-Fiモデルは437g)

井上 よく、そう言われます(笑)。でも、MacBookを持ち歩くより軽いんですよ。薄いからカバンにも入りやすいし。タブレットだと思うと大きいけど、パソコンと比べるとそうでもないです。

五十嵐 とはいえ、子どもが小さいと荷物が多いから、さらにこのサイズのiPadを持って歩くのはちょっと……。

井上 自宅で使うのはどう? 私は持ち歩いているけれど(笑)。キーボードを付ければパソコンの代わりにもなるから、自宅にパソコンがない方には、ぜひおすすめしたいです!

――ちなみに価格は?

井上 私はiPad Pro専用のペン「Apple Pencil」も一緒に買ったんですけど、消費税込みで15万円くらいだったかな。

浜田 それならMacBookが買えるよね。そっちのほうがよくない?

井上 そんなことないのよ。MacBookにできないことも色々やれるし。例えば、Apple Pencilを使った手書きメモとかね。これ、すごく使いやすいから、ちょっと試してみてくれる?

五十嵐 普通に書けばいいんですか?  あれ、不思議! 全然違和感なく書けます。ホワイトボードに書いているみたい。これなら私でも使えそう。

タブレットに書いている気がしない。ホワイトボードに書いているのに近い感覚です(五十嵐)
タブレットに書いている気がしない。ホワイトボードに書いているのに近い感覚です(五十嵐)

井上 そうでしょ? あまりパソコンを使い慣れていない人でも、これなら手軽に使えるんじゃないかしら。

五十嵐 確かに。私はもともと手書き派で、スケジュール管理や家計簿、メモも全部、紙にペンで書いているんですよ。夫にはよく「iPhoneのアプリを使ってやればいい」と言われるんですが、私は手で文字を書かないと、頭が整理できないタイプらしくって。子どもの育児日記もメモしていて、特に下の子はおむつ替えや食事なども細かく記録しているんですが、小さな紙に書くとすぐに無くしてしまうんです。でもiPad Proだったら、書いたメモがこの中に保存されるんですよね。もしかして、ここで書いたメモをiPhoneに送ることもできますか?

授乳や睡眠の記録をiPad Proでメモしておいて、iPhoneで見るという使い方ができたらうれしい!(五十嵐)
授乳や睡眠の記録をiPad Proでメモしておいて、iPhoneで見るという使い方ができたらうれしい!(五十嵐)

井上 もちろん! 標準の「メモ」というアプリだったら、何もしなくてもiPhoneにもメモが追加されるのよ。今使っているのは「Penultimate」というアプリなんだけど、iPhoneにEvernoteというアプリを入れておけば、iPad ProとiPhoneで同じメモが見られるの。

五十嵐 そうなんですか。それなら、メモをいつでも確認できて便利ですよね。