「認めてもらいたい」VS「使いづらい」どう解決?
育休復帰者とその上司の間で関係性がギクシャクしている、という話はよく聞きます。育休復帰者からは「成果を出しているのに認めてもらえない」、一方その上司からは「使いづらい……」と。原因は何であれ、このようなミスコミュニケーションも交渉学を使って解決することができるのです。
W−W交渉の3ステップ・フレームワークを使って、ケーススタディーをしてみましょう。
【ステップ1】状況把握をしてみましょう
1-1 育休から復職して間もない人はどんな状況でしょうか?
1-2 その上司はどんな状況でしょうか?
【ステップ2】ステップ1の状況を踏まえて ゴール(利益)を設定してみましょう。
2-1 育児休業復帰者が職場で得たい欲求(感情)は何でしょうか?
2-2 上司が得たいこと、復帰者に求めている欲求(感情)は何でしょうか?
【ステップ3】ステップ1と2からお互いが幸せになる解決策を考えてみましょう。
復帰経験者であれば、復帰後すぐの状態は分かりますよね。いつも時間がなくて、残業できなくて、ついでに子どもが熱出して早退したり欠勤したりしなくてはいけなくて、そんな状況に罪悪感があって…。ステップ1−1を整理するとこんな感じです。(次ページへ)