本日ご来店いただいた上屋さん夫婦(仮名)は、どちらもメーカーで開発・研究に従事する理系の夫婦だ。慎重派の二人はファイナンシャルプランナーへの相談が今回で3回目。家を買いたいと思いつつも1年半以上迷っているという。まずはご夫婦のデータを確認してみよう。
共働きの妻が退職を検討中で、住宅購入に迷い
シェアーズカフェ・中嶋(以下、中) 本日の相談は住宅購入についてですね。予算は5500万~6000万円程度、でもまだ具体的な物件は決まっていないと……。こういう状況での相談は案外珍しいです。
妻 そうなんですか?
中 一番いいのはお二人のように予算を決める段階で来ていただくことなんですけどね。ただ、やはり皆さんある程度、話が進んでからでないと相談をしにくいのはあると思います。物件を何件か見てから来られたり、一番多いのはこの物件を買いたいけど大丈夫ですか?という相談です。もちろんそれでも歓迎しますけど、明日が物件の契約とか、すでに契約を終えて明日がローンの実行とか、本当に直前にいらっしゃる人もいます。
夫 僕らはもっと前の段階というか、家を買う以前の状況でまだ決めきれていないことがあって、それで迷っています。
中 事前にヒアリングメールでもうかがいましたけど、奥様の退職についてですか?
妻 そうです。そこで迷っている状況で……。
中 今は製薬会社の研究職として働かれているんですね。
妻 今年の夏に時短勤務で復帰したばかりです。ただ通勤が大変で。片道1.5時間、往復で3時間もかかっています。
次ページから読める内容
- 夫の社宅の近くに住宅購入を希望
- 二人目も欲しいが両立が難しく、退職も視野に
- 専業主婦、パート、正社員……妻の働き方で家の予算も変わる
- 貯蓄ペースは優秀。6000万円程度の物件が買えそうだが……
- 住宅購入の負担増は年間108万円?
- ファイナンシャルプランナーへの相談は今回で3回目
- 保険営業のトラウマが有料相談に行くきっかけに
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