勉強ができない子には勉強がいらない人生があるはず
日経DUAL編集部 「就活禁止」など、独自の子育て方針があると伺いました。なぜそのような子育てをしようと考えたのですか。
松原秀樹さん(以下、敬称略) 「人生の成功者にならないといけない」という軸が私にはありました。成功には2種類あり、経済的にも社会的にも名を成す成功もあれば、普通の人生の中でちゃんと幸せになる、という意味での成功もある。僕が子ども達に伝えたイメージは、前者です。「お父さんの子どもとして生まれた時点で、普通の子とちゃうよ。普通の人生になるわけないよ」と子ども達にはよく言っていました。
―― 具体的にはどういう子育てを。
松原 勉強しろとは言わなかったですね。IQよりもEQ(心の知能指数)重視。特に三男は全然勉強できないんですよ。学校の先生からは色々言われましたが、保護者面談のとき僕は「先生、うちの子に文科省の教育を押し付けないでください」と言いました。三男に対しては「勉強できなくても全然かまわへんぞ。人生の成功者になったらええんや。数学できなくても、数学できる人を雇えばいい」と言っていました。
―― 親は、つい「勉強させなきゃ」と思ってしまいますが。
松原 かわいそうですよ、勉強できない子に「やれ、やれ」言うのは。勉強が苦手な子には、学校の勉強がいらない人生があるはずなんです。実際に今、三男は、ラーメン屋で最年少上場を目指すと言っています。本人は、自分に不可能はないと思っているので(笑)。
小学校の硬式野球チームの大会で長男が優勝したとき
次ページから読める内容
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