「勉強できなくてもいい、成功者になれ」そう子どもに言い聞かせ、3人の息子を育ててきたパパ経営者がいます。

 販促クラウドサービスを手掛ける株式会社SPinno、代表取締役CEOの松原秀樹さんは、「就活禁止」「甲子園を目指す」など、ユニークな子育て方針の持ち主。小さいころから野球に打ち込んだ息子達は現在、お笑い芸人の長男(24歳)、大学野球に打ち込む次男(21歳)、ラーメン店で全国展開をもくろむ三男(18歳)と、それぞれの道を歩んでいます。親子仲が大変良く、今でも毎日のように、成功哲学やお互いの夢を語り合うのだそう。

 松原社長の子育ての特徴は、徹底的に子どもを信じ、肯定すること。そんな活力溢れる松原家の子育てについて、父・松原さんと長男・侑潔(ゆい)さんに聞きました。

勉強ができない子には勉強がいらない人生があるはず

日経DUAL編集部 「就活禁止」など、独自の子育て方針があると伺いました。なぜそのような子育てをしようと考えたのですか。

松原秀樹さん(以下、敬称略) 「人生の成功者にならないといけない」という軸が私にはありました。成功には2種類あり、経済的にも社会的にも名を成す成功もあれば、普通の人生の中でちゃんと幸せになる、という意味での成功もある。僕が子ども達に伝えたイメージは、前者です。「お父さんの子どもとして生まれた時点で、普通の子とちゃうよ。普通の人生になるわけないよ」と子ども達にはよく言っていました。

―― 具体的にはどういう子育てを。

松原 勉強しろとは言わなかったですね。IQよりもEQ(心の知能指数)重視。特に三男は全然勉強できないんですよ。学校の先生からは色々言われましたが、保護者面談のとき僕は「先生、うちの子に文科省の教育を押し付けないでください」と言いました。三男に対しては「勉強できなくても全然かまわへんぞ。人生の成功者になったらええんや。数学できなくても、数学できる人を雇えばいい」と言っていました。

―― 親は、つい「勉強させなきゃ」と思ってしまいますが。

松原 かわいそうですよ、勉強できない子に「やれ、やれ」言うのは。勉強が苦手な子には、学校の勉強がいらない人生があるはずなんです。実際に今、三男は、ラーメン屋で最年少上場を目指すと言っています。本人は、自分に不可能はないと思っているので(笑)。

小学校の硬式野球チームの大会で長男が優勝したとき
小学校の硬式野球チームの大会で長男が優勝したとき

次ページから読める内容

  • 「甲子園に行かせる」と決め戦略を立て、実際に二人の息子で実現
  • 家族がそろうのは年末年始だけだったけど、みんな仲良し
  • 圧倒的に肯定的な言葉をかけられると、逆に気持ちが引き締まる
  • 家訓は「会社は勤めるところじゃなくて自分でつくるもの」

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