大変でも「家では楽しく!」をテーマに

――どうしたら仕事と子育てを両立できるのか、そのコツを教えていただきたいんですが、今井さんはどうですか。

今井 忙しいときは沖縄から母が手伝いに来てくれる事もあります。負担をかけてしまっていますけど、母は孫に会えるのですごく楽しいと言ってくれます。私はお仕事を調整できるので、マネジャーに「何時までは入れないでね」などとお願いして、なんとかやらせてもらってます。

――長い期間、礼夢くんと離れちゃうときは?

今井 そのときは母にお願いします。子どもと電話はできないので、Facetimeで手話を使ってコミュニケーションを取るようにしています。

――もう仕事続けていけないわぁと悩んだり、ぐったりしたりすることはないんですか。今井さんはおうちでもいつも明るくされているんでしょうか。

今井 沖縄で育ったこともあって、基本的には明るいですし、ネガティブなことはあまり考えないようにしていますね。でも朝、息子に起こしてもらうまでの間は、ドロドロ人間みたいになってます(笑)。毎朝6:30から7:00くらいに息子が私を起こしてくれて、そこからようやくスタートするんです。子育てって大変ですけど、でも、子どもを産むって結局、親の勝手じゃないですか。なのであまり大変って思わないようにしなきゃ、と思ってるんです。「ママ、そんなに大変ならなんで産んだの?」って言われたくないんですよね。だからあまり大変大変、疲れた疲れたっていうのを家では見せないようにして、家では楽しく!っていうのがテーマ。ドロドロなときもあるけど、ユーモアのあるドロドロですね(笑)。

家ではだらしないところも見せておいたほうがいい

――山口さんはおうちでもテキパキされてるんですか。

山口 いやぁ、全然ですね。

今井 一緒ですね。

山口 疲れたときや自分の時間が欲しいときは「今日はお母さんダメな日だから」と子ども達に宣言します。例えば私はフィギュアスケートが好きなので、テレビで中継をやっている間はだらんとして、キャーキャー言いながら見てます。

――校長先生だから、想像できないですね。

山口 人ってオンとオフがないといけないんじゃないか、と思うんです。家族って唯一それがさらけ出せる場所であるはず。頑張り過ぎると本当にしんどい。だから思いきりだらしないところも見せておいたほうがいいんじゃないかと思いますね。

――そういうときは旦那様もお子さんも一緒に?

山口 そう、便乗しますね(笑)。

――今井さんもそう思いますか。

今井 そうですね。「子どものために頑張る」というのは、もしかしたら子どもにとっては重たいことなのかな、と思うときがあるんですね。母親も父親もマイペースに、でも家族っていうチームワークで子育てしていってほしいなと思うんです。「あなたのために」なんて熱くなって、子どもから「ウザイな」と思われたらやだなと(笑)。子どものためとかではなく、「ママはこうする」っていう意志を持って、子どもと対等な立場でいる、そういうふうに子育てをしたいなと思います。