「おふろ」の法則3 うじょうする

 最後は、「ろうじょう」についてです。これは、お風呂に入れる側のメリットと言えるかもしれません。「ろうじょう」=「籠城」という意味です。

 私の経験上、しっかりとお風呂で遊んだあとは、いつもはパパ・ママと遊びたがる子どもたちも、ご機嫌で勝手に遊んでいます。ですから、子どもが出たあとのお風呂は意外にのんびりできるのです。

 これを上手に活用して、就寝時間に影響がない程度に、お風呂に1人で「籠城」すると時間的にも心理的にも余裕が生まれます。その日1日のことを振り返ってもいいですし、ちょっとしたアイデアを考えるのにもお風呂は適しています。

 つけ加えると、ママをゆっくりさせてあげたいときには、パパが子どもたちの体をふく役割をすればいいのです。たまにはローテーションをしてみるといいかもしれません。

 この1人でのんびりする時間を取り入れることで、お風呂に入れる側の心理的負担を軽減することができます。それに加えて、お風呂の中でもできることは意外とあるものです。

・アイデア出し(濡れても書けるメモ帳を私は活用しています)

・読書(帯やカバーを取り除き、多少は濡れてもいい本を読みます)

・瞑想(お風呂の電気を消し、アロマキャンドルを灯して自分と向き合うのも、たまにはいいものです。ちなみに、キャンドルを灯す場合は換気をしっかりとしてくださいね)

 最後に、そもそも「子どもとお風呂に入れる時間に帰れないんだけど……」という悩みがある方もいると思います。正直、私も真面目(時間を気にせずにいつまでも仕事をする、という意味の真面目です)に仕事をしていたら、とてもお風呂の時間には間に合いません。

 だからこそ、「この日はお風呂に入れる!」という「早く帰るで~(Day)」を勝手に設定しています。これぞ、時間の天引き思考です。この「早く帰るで~」には、いつも以上に帰宅時間を意識します。お風呂に間に合うよう、いかに効率的に仕事をこなしていくかを徹底的に考え抜くのです。

 脳科学では、集中力を高める方法の1つに「タイムプレッシャー(時間的制限)を与える」というものがあります。これを応用すると、デュアラー夫婦は「バスタイムプレッシャー」があることで、さらに集中して働くことができるのです。

 たかがお風呂、されどお風呂です。ただ単に負担だと思うのではなく、子どもや家族と絆を深めることもできる、お風呂タイムをわが家なりに工夫してみてくださいね。