コミュニケーションアプリ「LINE」のスタンプは、誰でも作成して販売することができます。この冬休み、親子でチャレンジしてみてはどうでしょう? スタンプ作成講座でLINEスタンプの作り方を聞いてきました。

わが子の絵をLINEスタンプにできる?

 友人や家族との連絡手段として広く使われている「LINE」。その大きな魅力は、スタンプのやり取りでしょう。表情豊かなキャラクターや、思わず笑ってしまうセリフ入りのスタンプは、文章だけでは伝えられない感情も表現することができます。

 でも、時には手持ちのスタンプでは少しニュアンスが違ってしまうとか、「こんな場面で使えるスタンプがあれば便利なのに」と感じたことはないでしょうか。その瞬間がチャンスです。

 LINEスタンプは、LINEのアカウントを登録している人なら誰でも作成することができ、「LINE Creators Market」で販売することができるのです。趣味や副業として活動しているクリエイターも多く、小学生クリエイターも活躍しています。

 わが子の生き生きとした絵をスタンプにできたら……。はたして、そんな願いが叶えられるのか。「だれでも簡単!!サインペンで始める初心者向けスタンプ作成講座」に参加してきました。

司会を務めたアドビシステムズ株式会社の岩本崇さん
司会を務めたアドビシステムズ株式会社の岩本崇さん

LINEスタンプは誰でも制作、販売できる

 会場は、LINE株式会社。LINEキャラクターの大きな人形が飾ってあり、テンションが上がります。参加者の多くは女性でしたが、親子で参加されている方もいらっしゃいました。

 まずLINE株式会社LINEコンテンツ事業部の杉本さんから、「LINE Creators Market」について説明がありました。LINEスタンプの販売額(Apple、Google等の手数料30%を除く)の50%が、クリエイターの報酬になるそうです。上位10位に入っているクリエイターの平均販売額は、なんと1億900万円! ここから手数料30%を除いた金額の50%がクリエイターの報酬になっているわけです。

 なおLINEスタンプの作成に関して、LINEは制作ガイドラインを定めています。スタンプの必要数は40個、ファイル形式はPNG、サイズは最大W 370×H 320ピクセルなどです。詳しくは記事の最後にあるリンクを参照してください。

「LINE CREATORS MARKET」の説明をするLINE株式会社の杉本豊さん
「LINE CREATORS MARKET」の説明をするLINE株式会社の杉本豊さん