私立や国立の小学校に入るためのお受験(小学校受験)。偏差値だけでは測れない5、6歳の可能性を信じ、良い教育と環境を求めて子どもとともに受験に挑むママとパパ達。最初から小学校受験を考えていた人ばかりではなく、「わが家がまさか、お受験をするとは思わなかった」という“普通の”共働き家庭も挑戦している。子どもを受験させたいと思ったきっかけは? 勉強の進め方は? お金はどれくらいかかるの? など気になることを、お受験経験ママたちに聞いた。

【参加者プロフィル】
中井さん(仮名)…女の子ママ。有名女子校に長女が合格。夫婦で公務員。日頃残業は少ないが、受験期は特に夫は残業をやめて協力してくれた。
柚木さん(仮名)…男の子ママ。私立の男子校に長男が合格。その下に長女もおり、今後小学校受験予定。夫婦で企業の管理職の立場にあり、非常に多忙。

私立に興味のなかった私と夫を燃え上がらせた説明会

 今年4月、私立の小学校に子どもを入学させたばかりのママたち。有名女子校に娘を合格させた中井さんと、私立の男子校に息子を合格させた柚木さん。子どもが小さな頃から私立に入れようと決めていた中井さんと、「公立でも元気に育てばいいやと思っていた」という柚木さん。実は、お受験に関しては当初は2人は全く別の意見を持っていた。そんな2人が、なぜ私立を選んだのか本音を聞いた。

日経DUAL編集部 子どもにお受験をさせたいと思ったのはいつ頃なのでしょうか?

中井さん 私も夫も公務員ですし、私立の有名校の出身でもないんです。でも私達は教育がその子の環境や将来を大きく左右すると考え、子どもが生まれた頃から教育や学校については常日頃、話し合ってきました。「ただ家が近いから」という理由で決められた小学校に行かせることに、ずっと違和感を感じていました。保育園も公立にとりあえず入れるという気は全くなく、自然派で子どもの成長を大事にしてくれる私立保育園に通わせていましたし、小学校受験は前々から考えていたことでした。

柚木さん わが家は全く逆なんです。子どもは公立で強く育てばいいし、幼児にお受験の勉強させるなんてどうなんだろうと思っていた方でした。でも、子どもが年中の秋、友人から誘われた学校説明会に行って、一気に変わったんです! とにかく先生たちが教育に対して熱心。独自のカリキュラムから教育方針、そのためにどうやってアプローチするか、子どもによいこととはどんなことなのか、徹底的に考えているということに驚いたんです。いまどきこんなに熱い先生たちがいたんだ、って。夫も以前は私と同じような考えだったのですが、基本的にとても熱い情熱的な人なので、やはり同じように先生たちの熱心さに感動し、一気に私立に入れるモードになっていました。でも、その時すでにお受験1年前。ギリギリでした。

次ページから読める内容

  • おだやか派vs熱血派、それぞれの夫婦のお受験
  • なかなか聞けないお金と時間。お受験にどこまでかける?
  • 残業ストップ、ピアスもOFF! 夫も協力態勢に

続きは、日経xwoman登録会員の方がご覧いただけます

ログインはこちら
もっと見る