東大家庭教師友の会による著書『頭のいい子が育つ習い事』によると、東大生に「過去にどんな習い事をしていましたか?」と質問したところ、全体の半数以上がピアノを習っていたという結果になったのだといいます。ランキングでいうと、最も多かったのが「水泳」で全体の約6割、次に「ピアノ」が続きます。これを一般の人への同様のアンケートと比べると、1位の「水泳」は同じですが、東大生の約5割が「ピアノ」を習っていたのに対し、一般の人は約2割※と、両者の差が最も大きいのだそう。
※一般の人を対象にしたアンケートでは「ピアノ」という選択肢はなく、エレクトーンなども含む「音楽教室」
毎日の練習や基礎の反復が必須なため、集中力や忍耐力が培われる、定期的な発表会に向かっての練習が精神力を鍛える…。これらはすべて、本書で紹介されているピアノを習うことによって身に付く力です。東大生の2人に1人が習っているピアノは、本当に「頭がよくなる」習い事なのでしょうか。