これからも続けさせたい習い事とその理由 ※()内は子どもの年齢

 スイミング 

 「本人がとても楽しんでいるし、体力がついたのか、風邪をひきにくくなり、プール以外でも体を活発に動かすようになった。さらにそれが習慣化することで、よく眠るようになった気がします」(2歳)

 「喘息の症状が軽くなった。水を怖がらなくなった」(1歳、年少)

 「サバイバルという意味も含め、必須のスキルだと思う」(年長)

 「水に顔をつけるレベルから泳げるようになるまで、その上達プロセスひとつひとつが子どもにとってもモチベーションにつながっています。継続は力なり、を実感でき、体力もつくので親子そろって満足度が高いです」(3歳、年長)

 「小学校の水泳の授業ではまったく泳げるようにならなかったのが、泳げるようになり、目標を持って取り組めるようになった」(年長、小学2年)

 サッカー 

 「体力がつくとともに、チームプレイを通じて協調性を養ってもらいたいから」(小学2、4年)

 「学校以外のコミュニティをつくってほしい」(年長)

 テニス 

 「親子で通っており、共通の趣味ができそう。はじめはできなくても練習すればできるようになる、ということを学んでいってほしい」(年少)

 ピアノ 

 「楽しさも難しさも両方あり、情操教育・頭の体操になり、かけがえのない趣味にもなり得る」(1歳、年中)

 「難しいフレーズや曲を弾けるようになった時の達成感、発表会など人前で演奏する緊張感と満足感、練習の音が漏れ聞こえた近所の方や保育園の先生が“上手だね”と声をかけてくださった時の充足感、どれも家庭内だけではなかなか味わえないことなので」(年長)

 「将来的にも音楽を楽しんでほしいし、何か心が落ち着かない時などに向き合えるものがあるといいと思う」(小学5年、中学生以上)

 バイオリン 

 「習っている子がまわりに少ないので、“弾ける”ことが自信につながった。また、根気よく練習をしないと上達しないので、コツコツと努力をするようになったと思う」(小学5年)

 バレエ 

 「姿勢がよくなる、体力がつく、身のこなしが女性らしくなる(と期待)」(年長)

 「表現することの楽しさや、芸術に対する垣根が低くなった。また、度胸がつき自信につながった」(小学6年)

 書道 

 「字がきれいなことは、日常生活・学業・仕事などでずっと役に立つから」(小学1年)

 習い事を問わず、「子どもがその習い事を好きだから、楽しんでいるから」という声が多く見られました。さらに、同じ「続けさせたいと思う習い事」でも、「スイミング」をはじめ運動系は「体力をつけたい」「泳げるようにしたい」とその成果に即効性を求めるのに対し、「ピアノ」ほか音楽系は「音楽のある人生を送ってほしい」「ゆくゆくは家族で楽しめるように」と長期的な視点で見ていることが分かります。

要注意! 共働き家庭の最大の落とし穴は、日々の練習や宿題

 それでは逆に、「やめてしまった、もしくは、やめようと思っている習い事」はどのようなもので、その背景にはどんな「理由」があるのでしょう。

 スイミング 

 「当初の目的である4泳法(クロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライ)を習得できそうだから」(小学2、5年)

 体操 

 「小学校に入り、スケジュールが合わなくなった」(中学生以上)

 ピアノ 

 「家で練習する時間を捻出するのが難しいなか、無理やり練習させることで、音楽が嫌いになりそうだったので」(小学3年)

 「自宅での練習をまったくせずに、練習しなさい! と、毎日怒ったり、イライラして、お互いにストレスが溜まってしまった」(小学3年、中学以上)

 空手 

 「親子で興味のない習い事は上達しないし、続かない」(3歳、年長、小学3年)

 習字 

 「学習塾との両立が時間的に難しくなったため」(小学5年)

 スイミングで4泳法が習得できたなど「目標を達成した」、保育園や小学校に上がり「スケジュールが合わなくなった」といった声が多いなか、パパママ自身の「反省している」「後悔している」という声と共に目立ったのが「練習や宿題が親子ともどもストレスになった」という理由。ピアノや学習塾など、教室への送り迎えに加え、練習や宿題を毎日こなさなければならない習い事は、平日はまさに時間との戦いであるDUAL読者にとって最大の難関のようです。

 さらに、「習い事にまつわる失敗談や、後悔していることを教えてください」という質問に対する回答からは、平日のみならず、週末の時間のやりくりの難しさも見えてきました。次ページで紹介します。