いよいよ師走。育児と仕事の両立に励む働くママ&パパにとっては、「来年こそは時間ともっとうまく付き合えるようになりたい」「年間を通して、自分のエネルギーをうまく配分できるようになりたい」という思いがあるようです。来年にはさらに「時間」とうまく付き合えるようになるための参考に!と、特集を企画しました。「1日」「1週間」「3カ月」「1年」、そして「10年」という様々なスパンを切り口に、働くママ&パパの先輩達やビジネスで活躍している人達から「時間を上手に使う実践法」を教えてもらいます。

2人の息子さんのママであり、カリスマ転職エージェントとしてキャリアと家庭を両立し、日経DUALの連載「家族も仕事も『両方大事』でいいじゃない」で“スーパーママ社員”のロールモデルとして多くのワーママを勇気づけている森本千賀子さん。自分をブランドとして捉え、10年ごとになりたい自分のマイルストーンを置き、年の初めに年間の目標を再確認。夢を次々と実現している森本さんの「夢をかなえるための1年の始め方」を伺います。

【2016年はスケジューリングの鬼になる!特集】
第1回 “あな吉流・翌日シミュレーション”でご機嫌になる
第2回 野呂エイシロウ 仕事は1週間でルーティン化する
第3回 下園壮太 “疲労収支”は四半期でコントロールする
第4回 森本千賀子 年の初めには『自分ブランディング』を ←今回はココ
第5回 川島高之 人生を豊かにする「生活の3本柱」とは?

森本千賀子

リクルートエグゼクティブエージェント・エグゼクティブコンサルタント。1993年、現リクルートキャリアに入社。1年目から営業トップセールスウーマンとして社内外で有名な転職エージェントに。2010年4月、リクルートエグゼクティブエージェントに転籍。2012年7月にNHK番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』に出演。『No.1営業ウーマンの「朝3時起き」でトリプルハッピーに生きる本』『本気になれば人生が変わる! HONKI SWITCH ON』『メンターBOOKS 女性管理職のFAQ』『1000人の経営者に信頼される人の仕事の習慣』『本気の転職パーフェクトガイド―トップコンサルタントが教える』『後悔しない社会人1年目の働き方』など著書多数。

1年の始まりは「2つの目標確認」から

森本千賀子さん
森本千賀子さん

 森本千賀子さんには1年を始めるに当たり、欠かせないことが2つあります。

 1つは5年、10年といった長期で設定した「なりたい自分」のマイルストーンを確認すること。そして、もう1つは「この1年の自分のブランディング」について確認することです。

 「この2つの習慣を始めたきっかけは、20代後半に友人の勧めでアファメーションのセミナーを受けたこと」。アファメーションとは、肯定的な断言をしながら個人的な“誓約”をし、なりたい自分に近づいていくという手法です。

 森本さんが受けたセミナーは、困難な状況に直面した場合でも、自分の感情を排除し、直観的に最善の判断を下すことができるようになるためのトレーニングでした。

 「私達は、過去から現在まで、自分を取り巻く環境や教育や体験の影響を受けながら物事を判断しています。過去に起きたことは変えられませんが、自分が夢見る将来を手にするために、過去に起きたことの意味合いを、自分の理想のイメージに置き換えることはできます。そうやって過去の出来事を置き換えたうえで、今度は“なりたい自分”に近づくために、自分の潜在意識に働きかけるというトレーニングを始めたんです」

 森本さんが普段から実践しているアファメーションは、単語帳のようなカードに自分がなりたい姿を書き、隙間時間に何度もそれを見返すという方法です。

森本さんが一年に一度、内容を更新するアファメーション・カード。隙間時間にいつも読むようにしている
森本さんが一年に一度、内容を更新するアファメーション・カード。隙間時間にいつも読むようにしている

 20代後半で自分に誓約した「35歳で本を出す」「40歳でテレビに出る」といった夢は、37歳での本の出版、42歳でのNHK番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』出演につながりました。今後は「60歳でお世話になった皆さんに感謝をするための還暦パーティーを開く」、「65歳ではビジネスでは引退してライフワークに生きている」といった目標を書いています。

 このアファメーションでカギを握るのが、年の初めです。自分が書いた内容を確認し、目標として設定している時期を早めたり、内容を変更したりと、必要なメンテナンスを行います。

次ページから読める内容

  • 育休中の方向転換。家庭と働き方のバランスに合わせた「自分ブランディング」
  • 学校の予定表に合わせて、家族の年間スケジュールを作成
  • 受験生のママだからこそ、自分にも「目標」を
  • 「私が元気でいるほうが、周囲にとってもいい」。リフレッシュタイムを確保

続きは、日経xwoman有料会員の方がご覧いただけます

ログインはこちら
もっと見る