3位堺市&福岡市、5位岡山市の注目サービス・支援は?

3位 堺市 (59点)

 堺市も0歳児の入りやすさ、定員の余裕、ファミリーサポートセンターやシルバー人材センターなどの利用のしやすさが高評価でした。未就学児向けサービスでも、身近な認定こども園や保育所を「かかりつけの園」として登録してもらい、各園が提供している子育て支援サービスの利用を促進する「マイ保育園」という制度や、民間企業と共同で、子育て支援の講習会・ワークショップ、遊び場の提供などをする「キッズサポートセンターさかい」など、興味深い取り組みが多くありました。

 妊娠中や出産後に、体調不良や不安感により家事や育児をすることが困難と感じる人に対し、育児支援ヘルパーを派遣するなど、母親の心身ケアにも努めています。

3位 福岡市 (59点)

 福岡市は未就学児の人数が、横浜、大阪、名古屋、札幌に次いで多かったです。その5自治体のなかでは総合的に福岡市が最もランキング順位が上でした。0歳児の入りやすさ、全体の定員の余裕、病児保育の定員の余裕などが平均よりも上でした。

5位 岡山市 (58点)

 岡山市も0歳児の入りやすさ、定員の余裕、ファミリーサポートセンターの利用のしやすさなどが比較的高評価でした。また子育て支援が必要な産前産後の世帯を、シルバー世代の支援者が応援する「シルバー世代産前産後応援事業」が特徴的なサービスでした。産後3か月までのお母さんが、1時間あたり500円で家事支援や育児支援を受けられます。

【DUALオリジナルランキングの指標・配点内容詳細】

回答に基づき以下の26項目で配点。100点満点でランキング化した。
①認可保育所など自治体が管理している保育施設の0歳児クラス定員÷0歳児クラス申請数(7点) ②全クラス定員÷未就学児の人数(7点) ③ファミサポのサービスを提供する会員の人数÷サービスを受けたい会員の人数(4点) ④シルバー人材センターのサービスを提供する会員の人数÷サービスを受けたい会員の人数(3点) ⑤運営する病児保育施設の有無⑥その他病児への支援策⑦病児保育の最大収容人数と保育所定員の比較(計10点) ⑧保育料の上限額(3歳未満)(5点) ⑨中間層の保育料(3歳未満)(7点) ⑩子どもが2人以上保育所に通う場合の減免制度の有無⑪2人目の減免額⑫3人目の減免額(計10点) ⑬都認証保育所など自治体が補助する認可外施設に通う家庭への助成制度の有無⑭最大助成額(計10点) ⑮市区町村独自の医療費助成制度の有無⑯⑮の内容(計7点) ⑰未就学児がいる世帯へのサービスや現物支給の有無⑱⑲具体的な内容や数(計10点) ⑳ひとり親世帯への補助の有無㉑㉒内容や数(計10点) ㉓子育て世帯が流入することへの姿勢(5点) ㉔学童保育の受け入れ学年㉕小6まで受け入れ可能になるのはいつか(最高4点) ㉖全世帯における子育て世帯の比率(1点) 
(注/各都市の回答や配点結果は記事中に掲載しているもののみ公開し、それ以外の内容については非公開とします)


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