学びにもイノベーションが必要な時代に
「探究学舎」代表。1981年、東京都生まれ。高校退学後、大検を取得し、京都大学へ進学。大学卒業後すぐに起業、高校や大学、教育委員会や民間企業など、様々な場所で講師として活躍。現在は、「探究心」と「自発性」を育てる教育手法で指導する学習塾「探究学舎」の代表を務める。教室は三鷹校と代々木校のほか、出張授業も行っている。著書に『強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話』(徳間書店)、『勉強嫌いほどハマる勉強法』(PHP研究所)。4児の父。">
宝槻泰伸さん 「探究学舎」代表。1981年、東京都生まれ。高校退学後、大検を取得し、京都大学へ進学。大学卒業後すぐに起業、高校や大学、教育委員会や民間企業など、様々な場所で講師として活躍。現在は、「探究心」と「自発性」を育てる教育手法で指導する学習塾「探究学舎」の代表を務める。教室は三鷹校と代々木校のほか、出張授業も行っている。著書に『強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話』(徳間書店)、『勉強嫌いほどハマる勉強法』(PHP研究所)。4児の父。
世の中の変化に応じて「学び」の目的も変わるというのが、僕自身の見解です。従来型の学習というのは、能力を広げることでした。偏差値というのはその能力を測るための物差しです。英語ができる、数学的処理ができるなど、そうした能力の幅が広い子どものほうが、大人=社会から見たときに可能性があると考えられていました。
つまり、子どもに「やりたいこと」がなくても、「できること」がたくさんあればよかった。社会に出たとき、大人や会社が「できること」の幅に対して、「じゃあ、これをやってくれ」と彼らの能力を生かすことができたんです。ただし、それは「こういうモノを作ったらいい」とか「こういうふうに生きたらいい」という答えを、大人が持っていたから。でも、今は大人の側が、どうしたらいいのか分からないという状況。むしろ一緒に考えていこうよ、というスタンスなんですね。
そこでポイントとなるのが、自発的なモチベーションなんです。「こんなアプリを作りたい」「こういう社会貢献をしたい」など、初めから何らかの強いビジョンや目標を持って、社会で実行していくこと。国家そのものも個人にイノベーションや個性を求めていて、そうした個の力で社会の閉塞感を打開していくという時代になってきている。では、そうした世の中において、今子ども達が学ぶべきは何なのか。将来の目標を発見し、それに向かって進んでいくことです。
次ページから読める内容
- 才能の芽を出すには、まずはワクワクの「タネまき」
- 子どもが小さいほど、親の「一緒に学ぶ」姿勢が大事
- 子どもの心の動きを見逃さない
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